契約の約束

 権威ある神が永遠に計画して、生まれてくる人の内、自分のために信仰の民を選びました。そしてその選ばれた人達に約束もくださいました。その約束は「契約」として与えられました。神の忠実を表すものであり、信じるものなら、約束されているものを受けるべきです。

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旧約の契約

-エデン 創世記1:28-30; 2:16-17; ホセア6:7

-アダム 創世記3:14-19

-ノア 創世記8:20-9:17

-アブラハム 創世記12:1-3; 13:14-17; 15:1-21; 17:1-21;

-モーセ 出エジプト記~申命記

-ダビデ 2サムエル7; 1歴代誌17;

-新しい契約 エレミヤ31; ヘブル8など

旧約の契約に対する様々な解釈・神学

1.旧約の契約を含め、すべての約束は永遠に「信者」への約束(契約神学)

2.イスラエルに対しては完了されて、クリスチャンには新しい契約がある(置換神学)

3.教会はイスラエルに組み込まれた(時期分別・経綸神学)

4.教会とイスラエルは全く別、二つの神の民(分離神学)

聖書を読んでみましょう。

それならそれで、悔い改めにふさわしい実を結びなさい。『われわれの先祖はアブラハムだ。』などと心の中で言い始めてはいけません。よく言っておくが、神は、こんな石ころからでも、アブラハムの子孫を起こすことがおできになるのです。斧もすでに木の根元に置かれています。だから、良い実を結ばない木は、みな切り倒されて、火に投げ込まれます。」

—ルカ3:8-9

ですから、思い出してください。あなたがたは、以前は肉において異邦人でした。すなわち、肉において人の手による、いわゆる割礼を持つ人々からは、無割礼の人々と呼ばれる者であって、そのころのあなたがたは、キリストから離れ、イスラエルの国から除外され、約束の契約については他国人であり、この世にあって望みもなく、神もない人たちでした。しかし、以前は遠く離れていたあなたがたも、今ではキリスト・イエスの中にあることにより、キリストの血によって近い者とされたのです。

こういうわけで、あなたがたは、もはや他国人でも寄留者でもなく、今は聖徒たちと同じ国民であり、神の家族なのです。

その奥義とは、福音により、キリスト・イエスにあって、異邦人もまた共同の相続者となり、ともに一つのからだに連なり、ともに約束にあずかる者となるということです。

—エペソ2:11-13, 19; 3:6

もしも、枝の中のあるものが折られて、野生種のオリーブであるあなたがその枝に混じってつがれ、そしてオリーブの根の豊かな養分をともに受けているのだとしたら、あなたはその枝に対して誇ってはいけません。誇ったとしても、あなたが根をささえているのではなく、根があなたをささえているのです。枝が折られたのは、私がつぎ合わされるためだ、とあなたは言うでしょう。そのとおりです。彼らは不信仰によって折られ、あなたは信仰によって立っています。高ぶらないで、かえって恐れなさい。もし神が台木の枝を惜しまれなかったとすれば、あなたをも惜しまれないでしょう。見てごらんなさい。神のいつくしみときびしさを。倒れた者の上にあるのは、きびしさです。あなたの上にあるのは、神のいつくしみです。ただし、あなたがそのいつくしみの中にとどまっていればであって、そうでなければ、あなたも切り落とされるのです。彼らであっても、もし不信仰を続けなければ、つぎ合わされるのです。神は、彼らを再びつぎ合わすことができるのです。もしあなたが、野生種であるオリーブの木から切り取られ、もとの性質に反して、栽培されたオリーブの木につがれたのであれば、これらの栽培種のものは、もっとたやすく自分の台木につがれるはずです。

—ローマ11:17-24

※ガラテヤ4章21~31節も。

信者にとっての意味

 もし旧約の契約を受け継ぐものとなっているなら、約束とそれにつく条件も、私達に関係あるものになります。

参考 

反ユダヤ主義とユダヤ化主義について

The Promise-Plan of God: A Biblical Theology of the Old and New Testaments


リーディングプラン権威と服従 4章

リーディングプラン

権威と服従 4章

質問

①ローマ9章、ガラテヤ3章、ヘブル11章を読んで、クリスチャンは約束と律法に対してどのような関係にあるかを述べてください。

②ローマ2章、3章、11章を読んで、イエスを受け入れない現代のユダヤ人は約束と律法に対してどのような関係にあるかを述べてください。

③上記の①、②の答えに基づいて、教会とイスラエルの関係のあるべき姿について述べてください。

④この点は様々な考えを持つクリスチャンはいます。この点で違う意見を持つ人とどう接するべきですか。