119編 

幸いなことよ。全き道を行く人々、主のみおしえによって歩む人々。

幸いなことよ。主のさとしを守り、心を尽くして主を尋ね求める人々。

まことに、彼らは不正を行なわず、主の道を歩む。

あなたは堅く守るべき戒めを仰せつけられた。

どうか、私の道を堅くしてください。あなたのおきてを守るように。

そうすれば、私はあなたのすべての仰せを見ても恥じることがないでしょう。

あなたの義のさばきを学ぶとき、私は直ぐな心であなたに感謝します。

私は、あなたのおきてを守ります。どうか私を、見捨てないでください。

どのようにして若い人は自分の道をきよく保てるでしょうか。あなたのことばに従ってそれを守ることです。

私は心を尽くしてあなたを尋ね求めています。どうか私が、あなたの仰せから迷い出ないようにしてください。

あなたに罪を犯さないため、私は、あなたのことばを心にたくわえました。

主よ。あなたは、ほむべき方。あなたのおきてを私に教えてください。

私は、このくちびるで、あなたの御口の決めたことをことごとく語り告げます。

私は、あなたのさとしの道を、どんな宝よりも、楽しんでいます。

私は、あなたの戒めに思いを潜め、あなたの道に私の目を留めます。

私は、あなたのおきてを喜びとし、あなたのことばを忘れません。

あなたのしもべを豊かにあしらい、私を生かし、私があなたのことばを守るようにしてください。

私の目を開いてください。私が、あなたのみおしえのうちにある奇しいことに目を留めるようにしてください。

私は地では旅人です。あなたの仰せを私に隠さないでください。

私のたましいは、いつもあなたのさばきを慕い、砕かれています。

あなたは、あなたの仰せから迷い出る高ぶる者、のろわるべき者をお叱りになります。

どうか、私から、そしりとさげすみとを取り去ってください。私はあなたのさとしを守っているからです。

たとい君主たちが座して、私に敵対して語り合ってもあなたのしもべはあなたのおきてに思いを潜めます。

まことに、あなたのさとしは私の喜び、私の相談相手です。

私のたましいは、ちりに打ち伏しています。あなたのみことばのとおりに私を生かしてください。

私は私の道を申し上げました。すると、あなたは、私に答えてくださいました。どうか、あなたのおきてを私に教えてください。

あなたの戒めの道を私に悟らせてください。私が、あなたの奇しいわざに思いを潜めることができるようにしてください。

私のたましいは悲しみのために涙を流しています。みことばのとおりに私を堅くささえてください。

私から偽りの道を取り除いてください。あなたのみおしえのとおりに、私をあわれんでください。

私は真実の道を選び取り、あなたのさばきを私の前に置きました。

私は、あなたのさとしを堅く守ります。主よ。どうか私をはずかしめないでください。

私はあなたの仰せの道を走ります。あなたが、私の心を広くしてくださるからです。

主よ。あなたのおきての道を私に教えてください。そうすれば、私はそれを終わりまで守りましょう。

私に悟りを与えてください。私はあなたのみおしえを守り、心を尽くしてそれを守ります。

私に、あなたの仰せの道を踏み行かせてください。私はその道を喜んでいますから。

私の心をあなたのさとしに傾かせ、不正な利得に傾かないようにしてください。

むなしいものを見ないように私の目をそらせ、あなたの道に私を生かしてください。

あなたのことばを、あなたのしもべに果たし、あなたを恐れるようにしてください。

私が恐れているそしりを取り去ってください。あなたのさばきはすぐれて良いからです。

このとおり、私は、あなたの戒めを慕っています。どうかあなたの義によって、私を生かしてください。

主よ。あなたの恵みと、あなたの救いとが、みことばのとおりに、私にもたらされますように。

こうして、私をそしる者に対して、私に答えさせてください。私はあなたのことばに信頼していますから。

私の口から、真理のみことばを取り去ってしまわないでください。私は、あなたのさばきを待ち望んでいますから。

こうして私は、あなたのみおしえをいつも、とこしえまでも、守りましょう。

そうして私は広やかに歩いて行くでしょう。それは私が、あなたの戒めを求めているからです。

私はまた、あなたのさとしを王たちの前で述べ、しかも私は恥を見ることはないでしょう。

私は、あなたの仰せを喜びとします。それは私の愛するものです。

私は私の愛するあなたの仰せに手を差し伸べ、あなたのおきてに思いを潜めましょう。

どうか、あなたのしもべへのみことばを思い出してください。あなたは私がそれを待ち望むようになさいました。

これこそ悩みのときの私の慰め。まことに、みことばは私を生かします。

高ぶる者どもは、ひどく私をあざけりました。しかし私は、あなたのみおしえからそれませんでした。

主よ。私は、あなたのとこしえからの定めを思い出し、慰めを得ました。

あなたのみおしえを捨てる悪者どものために、激しい怒りが私を捕えます。

あなたのおきては、私の旅の家では、私の歌となりました。

主よ。私は、夜には、あなたの御名を思い出し、また、あなたのみおしえを守っています。

これこそ、私のものです。私があなたの戒めを守っているからです。

主は私の受ける分です。私は、あなたのことばを守ると申しました。

私は心を尽くして、あなたに請い求めます。どうか、みことばのとおりに、私をあわれんでください。

私は、自分の道を顧みて、あなたのさとしのほうへ私の足を向けました。

私は急いで、ためらわずに、あなたの仰せを守りました。

悪者の綱が私に巻き付きましたが、私は、あなたのみおしえを忘れませんでした。

真夜中に、私は起きて、あなたの正しいさばきについて感謝します。

私は、あなたを恐れるすべての者と、あなたの戒めを守る者とのともがらです。

主よ。地はあなたの恵みに満ちています。あなたのおきてを私に教えてください。

主よ。あなたは、みことばのとおりに、あなたのしもべに良くしてくださいました。

よい分別と知識を私に教えてください。私はあなたの仰せを信じていますから。

苦しみに会う前には、私はあやまちを犯しました。しかし今は、あなたのことばを守ります。

あなたはいつくしみ深くあられ、いつくしみを施されます。どうか、あなたのおきてを私に教えてください。

高ぶる者どもは、私を偽りで塗り固めましたが、私は心を尽くして、あなたの戒めを守ります。

彼らの心は脂肪のように鈍感です。しかし、私は、あなたのみおしえを喜んでいます。

苦しみに会ったことは、私にとってしあわせでした。私はそれであなたのおきてを学びました。

あなたの御口のおしえは、私にとって幾千の金銀にまさるものです。

あなたの御手が私を造り、私を形造りました。どうか私に、悟りを与えてください。私があなたの仰せを学ぶようにしてください。

あなたを恐れる人々は、私を見て喜ぶでしょう。私が、あなたのことばを待ち望んでいるからです。

主よ。私は、あなたのさばきの正しいことと、あなたが真実をもって私を悩まされたこととを知っています。

どうか、あなたのしもべへのみことばのとおりに、あなたの恵みが私の慰めとなりますように。

私にあなたのあわれみを臨ませ、私を生かしてください。あなたのみおしえが私の喜びだからです。

どうか高ぶる者どもが、恥を見ますように。彼らは偽りごとをもって私を曲げたからです。しかし私は、あなたの戒めに思いを潜めます。

あなたを恐れる人々と、あなたのさとしを知る者たちが、私のところに帰りますように。

どうか、私の心が、あなたのおきてのうちに全きものとなりますように。それは、私が恥を見ることのないためです。

私のたましいは、あなたの救いを慕って絶え入るばかりです。私はあなたのみことばを待ち望んでいます。

私の目は、みことばを慕って絶え入るばかりです。「いつあなたは私を慰めてくださるのですか。」と言っています。

たとい私は煙の中の皮袋のようになっても、あなたのおきてを忘れません。

あなたのしもべの日数は、どれだけでしょうか。あなたはいつ、私を迫害する者どもをさばかれるのでしょうか。

高ぶる者は私のために穴を掘りました。彼らはあなたのみおしえに従わないのです。

あなたの仰せはことごとく真実です。彼らは偽りごとをもって私を迫害しています。どうか私を助けてください。

彼らはこの地上で私を滅ぼしてしまいそうです。しかしこの私は、あなたの戒めを捨てませんでした。

あなたの恵みによって、私を生かしてください。私はあなたの御口のさとしを守ります。

主よ。あなたのことばは、とこしえから、天において定まっています。

あなたの真実は代々に至ります。あなたが地を据えたので、地は堅く立っています。

それらはきょうも、あなたの定めにしたがって堅く立っています。すべては、あなたのしもべだからです。

もしあなたのみおしえが私の喜びでなかったら、私は自分の悩みの中で滅んでいたでしょう。

私はあなたの戒めを決して忘れません。それによって、あなたは私を生かしてくださったからです。

私はあなたのもの。どうか私をお救いください。私は、あなたの戒めを、求めています。

悪者どもは、私を滅ぼそうと、私を待ち伏せています。しかし私はあなたのさとしを聞き取ります。

私は、すべての全きものにも、終わりのあることを見ました。しかし、あなたの仰せは、すばらしく広いのです。

どんなにか私は、あなたのみおしえを愛していることでしょう。これが一日中、私の思いとなっています。

あなたの仰せは、私を私の敵よりも賢くします。それはとこしえに、私のものだからです。

私は私のすべての師よりも悟りがあります。それはあなたのさとしが私の思いだからです。

私は老人よりもわきまえがあります。それは、私があなたの戒めを守っているからです。

私はあらゆる悪の道から私の足を引き止めました。あなたのことばを守るためです。

私はあなたの定めから離れませんでした。それは、あなたが私を教えられたからです。

あなたのみことばは、私の上あごに、なんと甘いことでしょう。蜜よりも私の口に甘いのです。

私には、あなたの戒めがあるので、わきまえがあります。それゆえ、私は偽りの道をことごとく憎みます。

あなたのみことばは、私の足のともしび、私の道の光です。

私は誓い、そして果たしてきました。あなたの義のさばきを守ることを。

私はひどく悩んでいます。主よ。みことばのとおりに私を生かしてください。

どうか、私の口の進んでささげるささげ物を受け入れてください。主よ。あなたのさばきを私に教えてください。

私は、いつもいのちがけでいなければなりません。しかし私は、あなたのみおしえを忘れません。

悪者は私に対してわなを設けました。しかし私は、あなたの戒めから迷い出ませんでした。

私は、あなたのさとしを永遠のゆずりとして受け継ぎました。これこそ、私の心の喜びです。

私は、あなたのおきてを行なうことに、心を傾けます。いつまでも、終わりまでも。

私は二心の者どもを憎みます。しかし、あなたのみおしえを愛します。

あなたは私の隠れ場、私の盾。私は、あなたのみことばを待ち望みます。

悪を行なう者どもよ。私から離れて行け。私は、わが神の仰せを守る。

みことばのとおりに私をささえ、私を生かしてください。私の望みのことで私をはずかしめないようにしてください。

私をささえてください。そうすれば私は救われ、いつもあなたのおきてに目を留めることができましょう。

あなたは、あなたのおきてから迷い出る者をみな卑しめられます。彼らの欺きは、偽りごとだからです。

あなたは、地上のすべての悪者を金かすのように、取り除かれます。それゆえ私は、あなたのさとしを愛します。

私の肉は、あなたへの恐れで、震えています。私はあなたのさばきを恐れています。

私は公正と義とを行ないました。私をしいたげる者どもに私をゆだねないでください。

あなたのしもべの幸いの保証人となってください。高ぶる者どもが私をしいたげないようにしてください。

私の目は、あなたの救いと、あなたの義のことばとを慕って絶え入るばかりです。

あなたの恵みによってあなたのしもべをあしらってください。私にあなたのおきてを教えてください。

私はあなたのしもべです。私に悟りを授けてください。そうすれば私は、あなたのさとしを知るでしょう。

今こそ主が事をなさる時です。彼らはあなたのおしえを破りました。

それゆえ、私は、金よりも、純金よりも、あなたの仰せを愛します。

それゆえ私は、すべてのことについて、あなたの戒めを正しいとします。私は偽りの道をことごとく憎みます。

あなたのさとしは奇しく、それゆえ、私のたましいはそれを守ります。

みことばの戸が開くと、光が差し込み、わきまえのない者に悟りを与えます。

私は口を大きくあけて、あえぎました。あなたの仰せを愛したからです。

御名を愛する者たちのためにあなたが決めておられるように、私に御顔を向け、私をあわれんでください。

あなたのみことばによって、私の歩みを確かにし、どんな罪にも私を支配させないでください。

私を人のしいたげから贖い出し、私があなたの戒めを守れるようにしてください。

御顔をあなたのしもべの上に照り輝かし、あなたのおきてを教えてください。

私の目から涙が川のように流れます。彼らがあなたのみおしえを守らないからです。

主よ。あなたは正しくあられます。あなたのさばきはまっすぐです。

あなたの仰せられるさとしは、なんと正しく、なんと真実なことでしょう。

私の熱心は私を滅ぼし尽くしてしまいました。私の敵があなたのことばを忘れているからです。

あなたのみことばは、よく練られていて、あなたのしもべは、それを愛しています。

私はつまらない者で、さげすまれています。しかし、あなたの戒めを忘れてはいません。

あなたの義は、永遠の義、あなたのみおしえは、まことです。

苦難と窮乏とが私に襲いかかっています。しかしあなたの仰せは、私の喜びです。

あなたのさとしは、とこしえに義です。私に悟りを与えて、私を生かしてください。

私は心を尽くして呼びました。主よ。私に答えてください。私はあなたのおきてを守ります。

私はあなたを呼びました。私をお救いください。私はあなたのさとしを守ります。

私は夜明け前に起きて叫び求めます。私はあなたのことばを待ち望んでいます。

私の目は夜明けの見張りよりも先に目覚め、みことばに思いを潜めます。

あなたの恵みによって私の声を聞いてください。主よ。あなたの決めておられるように、私を生かしてください。

悪を追い求める者が近づきました。彼らはあなたのみおしえから遠く離れています。

しかし、主よ。あなたは私に近くおられます。あなたの仰せはことごとくまことです。

私は昔から、あなたのあかしで知っています。あなたはとこしえからこれを定めておられることを。

私の悩みを顧み、私を助け出してください。私はあなたのみおしえを忘れません。

私の言い分を取り上げ、私を贖ってください。みことばにしたがって、私を生かしてください。

救いは悪者から遠くかけ離れています。彼らがあなたのおきてを求めないからです。

あなたのあわれみは大きい。主よ。あなたが決めておられるように、私を生かしてください。

私を迫害する者と私の敵は多い。しかし私は、あなたのさとしから離れません。

私は裏切る者どもを見て、彼らを忌みきらいました。彼らがあなたのみことばを守らないからです。

ご覧ください。どんなに私があなたの戒めを愛しているかを。主よ。あなたの恵みによって、私を生かしてください。

みことばのすべてはまことです。あなたの義のさばきはことごとく、とこしえに至ります。

君主らは、ゆえもなく私を迫害しています。しかし私の心は、あなたのことばを恐れています。

私は、大きな獲物を見つけた者のように、あなたのみことばを喜びます。

私は偽りを憎み、忌みきらい、あなたのみおしえを愛しています。

あなたの義のさばきのために、私は日に七度、あなたをほめたたえます。

あなたのみおしえを愛する者には豊かな平和があり、つまずきがありません。

私はあなたの救いを待ち望んでいます。主よ。私はあなたの仰せを行なっています。

私のたましいはあなたのさとしを守っています。しかも、限りなくそれを愛しています。

私はあなたの戒めと、さとしとを守っています。私の道はすべて、あなたの御前にあるからです。

私の叫びが御前に近づきますように。主よ。みことばのとおりに、私に悟りを与えてください。

私の切なる願いが御前に届きますように。みことばのとおりに私を救い出してください。

私のくちびるに賛美がわきあふれるようにしてください。あなたが私にみおきてを教えてくださるから。

私の舌はあなたのみことばを歌うようにしてください。あなたの仰せはことごとく正しいから。

あなたの御手が私の助けとなりますように。私はあなたの戒めを選びました。

私はあなたの救いを慕っています。主よ。あなたのみおしえは私の喜びです。

私のたましいが生き、あなたをほめたたえますように。そしてあなたのさばきが私の助けとなりますように。

私は、滅びる羊のように、迷い出ました。どうかあなたのしもべを捜し求めてください。私はあなたの仰せを忘れません。

聖書律法 シラバス

教育目的 

  1. 知識 聖書律法の中にある神の愛を理解し、自分と聖書律法の関係を知ること

  2. 心 聖書律法に従い、イエスの弟子になろうとする心を持つこと

  3. スキル 聖書律法に基づいて弟子訓練を行うこと

概要

  1. 詩篇119

  2. 主権

  3. 神の御心

  4. 人間の神意

  5. 契約の約束

  6. 聖書律法の概要

  7. 十戒

  8. 大宣教命令

  9. イエス、律法の満たし

テキスト 

  1. chrismichaelmoore.comの「聖書律法」

  2. 「権威と服従」 (著:W.ニー)

合格条件

  1. 権威と服従の感想文 (章ごとの感想文とまとめ、文字数問わず)

  2. Chrismichaelmoore.comの「聖書律法」の項目ごとの課題 (文字数問わず)

留意点

  1. 「権威と服従」の聖書箇所を必ず読むこと。

  2. 福音について悔い改めが必要か?

マーティン・ルターの95カ条(宗教改革を始めたと言われる文書)の第一条

1、私たちの主であり師であるイエス・キリストが、「悔い改めよ……」〔マタイ4.17〕と言われたとき、彼は信ずる者の全生涯が悔い改めであることを欲したもうたのである。

主権

権威と服従

 この本の1章を読むと、神の主権について分かります。まことに、神は王の王、主の主であります。神以上の権威や力は一つもありません。そして、その権威と力の中で、神が決めたことについて、成し遂げる能力はあります。どれだけ被造物である、霊的な権力でも、人間の「自由意志」でも、神の計画を止めることができません。この真理を知った私達には主に従うか、従わないか、それだけにかかっています。

イエスは彼に答えられた。「だれでもわたしを愛する人は、わたしのことばを守ります。そうすれば、わたしの父はその人を愛し、わたしたちはその人のところに来て、その人とともに住みます。わたしを愛さない人は、わたしのことばを守りません。あなたがたが聞いていることばは、わたしのものではなく、わたしを遣わした父のことばなのです。

— ヨハネ 14:23-24

 主に従うためには、主の御心を知る必要があります。主の御心を知るには、自分の感情や牧師の説教なら、どれだけ優れたものにしても、人間から来るので、間違いがあります。そのために、主が直接、だれでも分かるために、聖書という御言葉を与えてくださいました。聖書に従順になるなら、主に従順になります。

永遠とは

 主の主権と力の他に、聖書を理解していくために重要な特徴があります。神は永遠の神であることです。永遠とは、私達人間が経験する時間の外にいて、生きています。すべての人間の歴史、現在、将来、その最初から最後までを外から年表のように一目で同時に見ておられます。そして、その中で動いておられます。

 その意味は、神の永遠の視点から見ておられる方にとって、大昔に生きていたアブラハムも、2000年前に地上にいたイエス様も、今、生きている私達も、これから産まれて来る世代も、全部、「同時」といったら少し変になるけど、同時に見ておられる。この現象も聖書の中で見れます。

(イエス:)「あなたがたの父アブラハムは、わたしのこの日を見ようとして楽しんでいた。そしてそれを見て喜んだ」。

そこでユダヤ人たちはイエスに言った、「あなたはまだ五十にもならないのに、アブラハムを見たのか」。

イエスは彼らに言われた、「よくよくあなたがたに言っておく。アブラハムの生れる前からわたしは、いるのである」。

— ヨハネ8:56-58

 最初から最後を全部見ておられる主は、預言者たちに明確に将来のことを教えたり、見せたりすることも聖書の中で多く紹介されます。ダビデが詩篇22篇ではっきりとイエスの苦難を見て、それを書き記しました。時間を超えて、イエスの十字架はすべての人間の希望です。(ヘブル13:20-21)

ただのイメージです。こうであるとは言い切れません。永遠の定義は「時の外」としても神学的に問題はないと思います。

ただのイメージです。こうであるとは言い切れません。永遠の定義は「時の外」としても神学的に問題はないと思います。

 マタイ17:1-8に、ペテロ、ヤコブ、ヨハネがイエスの栄光の姿を見ます。その時、モーセもエリヤも登場します。そして父なる神の声が言います。「これは、わたしの愛する子、わたしはこれを喜ぶ。彼の言うことを聞きなさい。」 モーセは出エジプト記33:18-23で神の栄光を見ます。エリヤは1列王記19:11-13などのシーンで神の栄光と出会います。SFに出てくるようなタイムスリップと言いませんが、これらの聖句に、「永遠」のミステリーがあります。そのほかにも多くありますが、主は永遠の神であること、時間にしばられていないこと、時間を創造しその上にある権力であることを覚えて聖書を読むと、自然的だけに読むと解釈が難しいことが理解しやすくなるものもあります。


リーディングプラン権威と服従 1章

リーディングプラン

権威と服従 1章

質問

①主の権威について、自分の自由意志とどのようにかかわっていると思いますか。

②ヨハネ8:56-58では、アブラハムはどのようにイエスの日を見たと思いますか。


 神の御心

 神の主権において、また永遠において、自分のための計画をしました。その計画は「神の御心」と言います。それについて考えていきましょう。

贖いの聖約

 聖書が語っている神を知ると、その神には計画があることがわかります。その計画はすべてを創造する前からあって、そして歴史を通して主がその計画を、計画の通りになされていることが分かります。その計画は神にいかにも栄光を返し、神様にとって最高のものです。

 ここで、その計画のことを「神の御心」と言いますが、長老派や改革派の「聖約神学」では、この三位一体の神の中で決めた計画について「贖いの聖約」と言うこともあります。聖約神学では、聖書の教えている真理を人間同士でも交わす契約に例えて分析します。神の御心が三位一体の三位が互いに決めた役割などを契約に例えると下記のことが分かります。聖書を開いて、読んでみて、考えましょう。

① 表現 エペソ1:7, 14; 使徒20:28; 1コリント6:20; 1ペテロ1:18-21; マタイ26:28

② 肩書 1テモテ2:5-6; ヨブ19:25; へブル7:22; ローマ5:11; 1ヨハネ2:2

③ 永遠 使徒15:18; エペソ1:9; ルカ22:22; 使徒2:23; 詩篇2:7; ヨハネ1:14; ヨハネ1:1-3; 箴言8:22-32; 2テモテ1:9; エペソ1:3-5; 1ペテロ1:18-20

④ レビ レビ記などに紹介されるレビ人の生贄と儀式は、永遠にあったイエスの支払いの形、預言、約束を表した 

⑤ 預言 ルカ2:9; マタイ3:13-17; ヨハネ5:21, 27, 36-37, 39;  ヨハネ8:26; ヨハネ10:15, 17-18; ルカ24:25

⑥ 聖約の条規

  1 贖われる人 ローマ8:29-30, 33; エペソ1:7-9; マタイ26:29; ヨハネ3:16; ヨハネ17:9; 黙示録5:9; 1テモテ2:4; 2ペテロ3:9; イザヤ53; 2コリント5:15; へブル10:14; ヨハネ10:15-16, 26; 使徒20:28; マタイ1:21; テトス2:14; マタイ7:23; ローマ8:34-35; ヨハネ17:9; 詩篇147:19-20; マタイ11:25

  2 代   価 1ペテロ1:18; 詩篇49:8; ローマ5:19; へブル10:5-7, 10; イエスの人生は従う人生(ヨハネ全体); ルカ24:26; ヨハネ10:18...

  3 メリット ....

  4 方   法 使徒17:30; 1ヨハネ3:23; マタイ28:19-20; ヨハネ12:49-50; 8:16, 29; 6:38; 5:17; コロサイ1:16; 黙示録1:8

三位一体

 神の御心について、上記では、三位一体の神の計画として調べましたが、そもそも三位一体についての理解が必要になります。聖書のはっきりした教えは、神は一つである。他にありません。

イスラエルの王である主、これを贖う方、万軍の主はこう仰せられる。「わたしは初めであり、わたしは終わりである。わたしのほかに神はない。わたしが永遠の民を起こしたときから、だれが、わたしのように宣言して、これを告げることができたか。これをわたしの前で並べたててみよ。彼らに未来の事、来たるべき事を告げさせてみよ。恐れるな、おののくな。わたしが、もう古くからあなたに聞かせ、告げてきたではないか。あなたがたはわたしの証人。わたしのほかに神があろうか。ほかに岩はない。わたしは知らない。

— イザヤ44:6-8

 しかし、父なる神、子なる神、聖霊なる神についても、聖書が明確に教えています。三位一体を通して、主が御心を成し遂げます。御心を知りたい人は、三位一体の働きを知らなければなりません。父なる神は計画し、子なる神は実行し、聖霊なる神が力をつけます。

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(父なる)神のみこころによるキリスト・イエスの使徒パウロから、キリスト・イエスにある忠実なエペソの聖徒たちへ。私たちの父なる神と*主イエス・キリストから、恵みと平安があなたがたの上にありますように。

*(この「と」は同等であること指しながら、区別します)

私たちの主イエス・キリスト父なる神がほめたたえられますように。(父なる)神キリストにおいて、天にあるすべての霊的祝福(聖霊の祝福)をもって私たちを祝福してくださいました。すなわち、(父なる)神は私たちを世界の基の置かれる前からキリストのうちに選び(父なる神の)御前で聖く、傷のない者にしようとされました。(父なる)神は、ただみこころのままに、私たちをイエス・キリストによってご自分の子にしようと、愛をもってあらかじめ定めておられたのです。それは、(父なる)神がその愛する方によって私たちに与えてくださった恵みの栄光が、ほめたたえられるためです。私たちは、この御子のうちにあって、御子の血による贖い、すなわち罪の赦しを受けているのです。これは(父なる)神の豊かな恵みによることです。(父なる)神はこの恵みを私たちの上にあふれさせ、あらゆる知恵と思慮深さをもって、みこころの奥義を私たちに知らせてくださいました。それは、(父なる)神御子においてあらかじめお立てになったご計画によることであって、時がついに満ちて、この時のためのみこころが実行に移され、天にあるものも地にあるものも、いっさいのものが、キリストにあって一つに集められることなのです。このキリストにあって、私たちは(子なる神)彼にあって御国を受け継ぐ者ともなったのです。私たちは、みこころによりご計画のままをみな実現される方の目的に従って、このようにあらかじめ定められていたのです。それは、前からキリストに望みをおいていた私たちが、(父なる)神の栄光をほめたたえる者となるためです。またあなたがたも、キリストにあって、真理のことば、すなわちあなたがたの救いの福音を聞き、またそれを信じたことによって、約束の聖霊をもって証印を押されました。聖霊は私たちが御国を受け継ぐことの保証であられます。これは(父なる)神民の贖いのためであり、(父なる)神の栄光がほめたたえられるためです。

— エペソ1:1-14

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正統的な三位一体と違う教え(異端)

  • アリウス主義 「『子』と聖霊は被造物である」

  • サベリウス主義 「『父』、『子』、『聖霊』とは、時代によって神が自分を表す様式(mode)を変えていったもの」「一人三役のようなもの」

  • モナルキア主義 「父だけが神であり、イエスに宿ったのは神の『力』 にすぎない」

  • 三神論 モルモン教のように複数神がいるとする

アタナシオス信条

誰にても救われるには、先ず公同的信仰を奉ずる事が必要である。
全体を欠けなく保持するに非ざれば、疑いも無く彼は永久に亡び行くであろう。
公同的信仰は次の通りである。すなわちわたしたちは三位一体の唯一の神、唯一である三位一体の神を位格を混同することなく、本質を分けることなく礼拝する。
なぜなら、父は一つの位格、子も他の位格、聖霊も他の位格であるからである。
しかし、父、子、聖霊の神性は全く一つであり、栄光は等しく、尊厳は共に永遠である。
このように、父は存在し、子も存在し、聖霊も存在する。
父は造られず、子も造られず、聖霊も造られたものではない。
父は測り知られず、子も測り知られず、聖霊も測り知られない。
父は永遠、子も永遠、聖霊も永遠である。
しかし、永遠の三つのものがあるのではなく、永遠のものが一つあるだけである。
造られないものが三つ、測り知れないものが三つあるのではなく、造られないものが一つ、測り知れないものが一つあるだけである。
同様に、父は全能、子も全能、聖霊も全能である。
しかも全能なものが三つあるのではなく、神はただ一つである。
それゆえ、父は神、子も神、聖霊も神である。
しかし、神が三つあるのではなく。神はただ一つである。
同様に、父は主、子も主、聖霊も主である。
しかし、主が三つあるのではなく、主は一つあるだけである。
キリスト教の真理によればそれぞれの位格は神であり、主であると信認せざるを得ない。
それゆえ、公同的信仰によれば、三つの神、三つの主について語ることを禁ずる。
父は何ものからも作られず、創造されず、生まれたのでもない。
子は父のみからのもの、作られず、創造されず、生まれたものである。
聖霊は父と子からのもの、作られず、創造されず、生まれず、しかし、出ているのである。
それゆえ、一つの父であって三つの父でなく、一つの子であって三つの子でなく、一つの聖霊であって三つの聖霊ではない。
そして、三位には相互に前も後もなく、いずれも他よりも大、あるいは小というのではない。
しかし、三位はみな共に永遠であり、共に等しい。
このように、すべてのことにおいて、前に述べたように三位は一体において、また一体は三位において拝まれるべきである。
それゆえ、救われたいと願うものは三位一体の神をそのように思うべきである。
さらに、主イエス・キリストの受肉を正しく信ずることは永遠の救いに必要である。
なぜなら、正しい信仰とはわたしたちの主イエス・キリスト、神のみ子は、神であり人であると信じ、告白することだからである。
神であるとは父の本質から、この世に先立ってお生まれになったからであり、人であるとは母の本質から、この世にお産まれになったからである。
完全な神また完全な人で、理性ある魂と人間の肉体をもって存在された。
神性については父と等しく、人生については父に劣る。
神また人であるが、二つのではなく一つのキリストである。
一つであるのは神性が肉体に変化したのではなく、人生を神のうちにお取りになられたことによる。
全く一つであるのは、本質の混同によるのではなく、位格が一つであることによる。
理性ある魂と肉体が一つの人であるように、神と人は一つのキリストである。
わたしたちの救いのために苦難を受け、陰府に下り、死人のうちからよみがえり、天に昇り、全能の神、父の右に座し、そこから生きている人と死んだ人を裁くために来られる。
主が来られるとき、すべての人はその肉体をもってよみがえり、おのおの自分の行いについて申し開きをするであろう。
善を行ったものは永遠の命に入り、悪を行ったものは永遠の火に入る。
これが公同的信仰であり、これを心から忠実に信じなければ救われることはありえない。


参考


リーディングプラン権威と服従 2章

リーディングプラン

権威と服従 2章

質問

①三位一体はどのように理解しているかについて、述べてください。

②エペソ1:1-14において、神の御心(計画)について、何が分かりますか?

③教会の歴史の中、アタナシオス信条ほど明確にするべきと議論されてきました。アタナシオス信条を読んで、どう思いますか?


 人間の神意

 主権において、永遠において定めた神の御心の中には、一人一人の人間についても定めました。神学的にこれを「聖定」と言います。その「人間の神意」について考えましょう。(ヘブル8:1-10:17, 12:18-27)

行いの聖約・恵みの聖約

 聖書の中で、人間全員は堕落の中にいます。その内、イエスは一部の人を自分のために選びました。それぞれの人間が定められた道を描いたジョンバニヤン(「天路歴程」の著者)がこのようにイメージをしました。

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「Covenant of Grace」==「恩寵 (おんちょう )の聖約」(神様の恵みを表すための聖約)

1. この聖約にある者が選ばれた (エペソ1:4)

2. のは、この恩寵の聖約に立って(ローマ9:15)

3. 神の召しによって受け入れる(ローマ8:30)

4. ので、信じる者として聖霊を受ける(ガラテヤ4:5-6)

5. ので罪に対する有罪の感覚が生まれ(ヨハネ16:8)

6. 心から悲しむ(使徒16:30)

7. ことをみて、サタンが絶望で誘惑する(1ペテロ5:8)

8. ので、信じる者は神の約束を握って(ヨブ13:15)

9. それにより、信仰を強めて(詩篇119:49)

10. 祈るように励まされる(2サムエル7:27)

11. ので、その祈りを神が聞き入れ(1ヨハネ5:14)

12. 憐れみを持ってキリストの正義を示す(ガラテヤ1:16)

13. ことによって、信仰がさらに増し(ローマ1:17)

14. 愛から聖さが生じて(詩篇119:92)

15. また、罪の過去から謙遜になる(ローマ7:34)

16. ので、注意するようになって(使徒24:16)

17. 自分の十字架を運ぶ忍耐を受ける(ローマ12:12)

18. ので、より深く神の良さを体験し(ローマ5:4)

19. 将来の栄光にたいする望みが強めて(ローマ8:24)

20. 神が喜ぶ思いを与えられる(詩篇104:34)

21. ので、どんな苦しみも信仰によって乗り越えて(2コリント4:18)

22. この世に打ち勝ち(1ヨハネ5:4-5)

23. キリストの御国に入る(2ペテロ1:11)

24. 永遠に(1テサロニケ4:17)

 

「Covenant of Works」==「行為の聖約」(神様の正義を表すための聖約)

1. この聖約にある者が見捨てられた (ガラテヤ4:23)

2. のは、この行為の聖約に立って(ガラテヤ4:24)

3. 律法による責めを自覚する(ローマ3:20)

4. ので、信じない者でも最初は本当の命を望むことになる(民数記23:10)

5. のに対して、神が憐れみを持って、命を味わせる(へブル6:4-6)

6. が、自己欺瞞(ぎまん)が増し(ガラテヤ6:3)

7. 放任的な生き方に走る(2ペテロ2:20-22)

8. ことを通して神が正義によって固める心を持ち(ローマ11:8)

9. その心をサタンが自分のものとし(マタイ12:45)

10. その心を盲目にし(2コリント4:4)

11. その人が頑固になり、悔い改めない(ローマ2:5)

12. ため、あらゆる罪を積み上げて(ローマ2:5)

13. 不信と無神論の考えを強めて(使徒12:41)

14. 神を憎むものになり(ローマ1:30)

15. 天に対する願いを消す(箴言17:16)

16. ので、神は彼らを堕落した心に引き渡し(ローマ1:28)

17. 彼らの罪がさらに増し加え(エペソ4:19)

18. どの忠告でも無視するようになり(箴言1:25)

19. より深い悪を行いたくなり(1ヨハネ3:12)

20. これは背教の印(ユダ4)

21. で、聖霊に逆らうことにつながり(マタイ12:32)

22. それに対する赦しがなく(マタイ12:32)

23. 確実に裁かれる(へブル10:27)

24. 永遠に(詩篇55:15)

 

TULIP

 カルヴァン主義とは、救いが主の働きであり、人間には救いに値するようになれる方法がなく、ただ恵みのみによって救われます。この「救済論」を理解するため、TULIPという略称がよく使われます。

Total depravity 人間の全的堕落

 人間は神を選択することすらできないほど堕落している。罪に支配され、神を見ることができません。

わたしを遣わした父が引き寄せられないかぎり、だれもわたしのところに来ることはできません。わたしは終わりの日にその人をよみがえらせます。

— ヨハネ6:44

創世記2:16-17; ローマ5:12; エペソ2:1-3; コロサイ2:13; 創世記6:5; 創世記8:21; 伝道者9:3; エレミヤ17:9; マルコ7:21-23; ヨハネ8:44; 2テモテ2:25-26; 1ヨハネ3:10; 1ヨハネ5:19; ローマ6:20; テトス3:3; ヨハネ6:65; ローマ3:9-12; ローマ8:7-8; 1コリント2:14

Unconditional election 無条件的選び

 神の選びは私達のよい行い(洗礼などでも)や言葉、生まれた状況などによるものではありません。神の選びは勝ち取れるものではない。主は主権をもって、永遠に定めて、ある人を選びました。

異邦人たちは、それを聞いて喜び、主のみことばを賛美した。そして、永遠のいのちに定められていた人たちは、みな、信仰にはいった

— 使徒13:48

申命記10:14-15; マタイ24:22-24; マタイ24:31; ヨハネ6:37-39; ヨハネ6:65; ヨハネ17:9; ローマ8:28-33; ローマ11:5; エペソ1:4-5; エペソ1:11; 1テサロニケ1:4-5; 1テサロニケ5:9; 2テサロニケ2:13; 1ペテロ1:1-2; 1ペテロ2:8-9; 申命記7:6-8; ローマ9:11-13, 16; 1コリント1:27-29; 2テモテ1:9; 使徒18:27; エペソ1:12; エペソ2:10; ピリピ1:29; ピリピ2:12-13; 1テサロニケ1:4-5; 2テサロニケ2:13-14; 2ペテロ1:5-11

Limited atonement 限定的贖罪

 堕落している人間の内、一部は救いに定められています。残りには滅びが定めています。救いに選ばれた人の罪の代価は十字架で支払われました。イエスの死はそれ以外の人にとって無効です。すべての民族と言葉の内、救いに選ばれた人がいます。

マリヤは男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。この方こそ、ご自分の民をその罪から救ってくださる方です。」

— マタイ1:21

ローマ5:8-10; 2コリント5:18-19; エペソ2:15-16; コロサイ1:21-22; ガラテヤ3:13; テトス2:14; ヘブル9:12; ルカ19:10; 1テモテ1:15; ヨハネ6:35-40; ヨハネ10:11, 14-18, 24-29; エペソ1:3-4, 7, 13; ヨハネ17:1-11, 20, 24-26; ヘブル2:17; ヘブル3:1; ヘブル9:28; ヨハネ10:11, 15, 26; 使徒20:28; エペソ5:25-27; ローマ8:32-34; ヨハネ15:13; マタイ20:28; マタイ26:28; ヘブル9:28; 黙示録5:9; ヨハネ3:16-17; ヨハネ4:42; 2コリント5:19; 1ヨハネ2:1-2; 1ヨハネ4:14; ローマ5:18; 2コリント5:14-15; 1テモテ2:4-6; ヘブル2:9; 2ペテロ3:9; ルカ2:1-2; 1コリント6:12; 1コリント10:23; ヨハネ12:32; 1コリント15:22

Irresistible grace 不可抗的恩恵

 主の選びは抵抗や否定することができません。

父がわたしにお与えになる者はみな、わたしのところに来ます。そしてわたしのところに来る者を、わたしは決して捨てません。

—ヨハネ6:37

ヨハネ6:44; ヨハネ10:16; ローマ8:28-30; ローマ8:32; 1コリント6:11; 1コリント12:3; 2コリント3:6; 2コリント3:17-18; エペソ1:3-4, 7, 13-14; 1ペテロ1:2; ヨハネ1:12-13;ローマ9:16; ヨハネ3:3-8; 1ペテロ1:3; 1ペテロ1:23; 1ヨハネ5:4; テトス3:5; 申命記30:6; エゼキエル36:26; 2コリント5:17-18; ガラテヤ6:15; エペソ2:10; ヨハネ5:21; ヨハネ11:14, 15, 25, 38-44; エペソ2:1, 5; コロサイ2:13; ヨハネ17:2; 1コリント4:7; エペソ2:8-9; 使徒5:31; 使徒11:18; 使徒13:48; 使徒16:14; 使徒18:27; エペソ2:8-9; ピリピ1:29; 2テモテ2:25-26

Perseverance of the saints 聖徒の堅忍

 主が選んだ人が、最後まで信仰の中に保ちます。

わたしの羊はわたしの声を聞き分けます。またわたしは彼らを知っています。そして彼らはわたしについて来ます。わたしは彼らに永遠のいのちを与えます。彼らは決して滅びることがなく、また、だれもわたしの手から彼らを奪い去るようなことはありません。わたしに彼らをお与えになった父は、すべてにまさって偉大です。だれもわたしの父の御手から彼らを奪い去ることはできません。わたしと父とは一つです。」

— ヨハネ10:27-30

ヨハネ3:16; ヨハネ3:36; ヨハネ5:24; ヨハネ6:47; ヨハネ6:51; ヨハネ11:25; 1ヨハネ5:13; 1ペテロ1:23; ヨハネ6:35-40; ヨハネ17:11-12; ローマ8:29-30; ローマ8:35-39; 1コリント1:8; エペソ1:5,13-14; エペソ4:30; ピリピ1:6; 1ペテロ1:3-5; ヨハネ14:21; ヨハネ15:1-11; エペソ2:10; 1ペテロ5:10; 2ペテロ1:10; ピリピ2:12-13; ピリピ3:12-15; 1ヨハネ3:9; 1ヨハネ5:18; ヘブル5:11-6:12; 1ヨハネ2:19; 1ヨハネ2:25

 イエスは父なる神に対する生贄としてささげられました。その生贄を受けるのは(人間ではなく)神です。

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ORDO SALUTIS - 黄金の鎖 (救いの効果)

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神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。なぜなら、神は、あらかじめ知っておられる人々を、御子のかたちと同じ姿にあらかじめ定められたからです。それは、御子が多くの兄弟たちの中で長子となられるためです。神はあらかじめ定めた人々をさらに召し、召した人々をさらに義と認め、義と認めた人々にはさらに栄光をお与えになりました。

— ローマ8:28-30

 神は人を救う必要はなかったし、今もありません。でも、恵みだけで、自分のために信仰の民であるクリスチャンを選んでくださいました。

二重聖定?

カルヴァン主義?アルミニウス主義?半ペラ?Open Theism?

参考


リーディングプラン権威と服従 3章

リーディングプラン

権威と服従 3章

質問

①主があなたを選んだ確信を持ちましたか。それについて述べてください。

②救いは主の選びによるなら、どうして宣教に励みますか。


 契約の約束

 権威ある神が永遠に計画して、生まれてくる人の内、自分のために信仰の民を選びました。そしてその選ばれた人達に約束もくださいました。その約束は「契約」として与えられました。神の忠実を表すものであり、信じるものなら、約束されているものを受けるべきです。

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旧約の契約

-エデン 創世記1:28-30; 2:16-17; ホセア6:7

-アダム 創世記3:14-19

-ノア 創世記8:20-9:17

-アブラハム 創世記12:1-3; 13:14-17; 15:1-21; 17:1-21;

-モーセ 出エジプト記~申命記

-ダビデ 2サムエル7; 1歴代誌17;

-新しい契約 エレミヤ31; ヘブル8など

旧約の契約に対する様々な解釈・神学

1.旧約の契約を含め、すべての約束は永遠に「信者」への約束(契約神学)

2.イスラエルに対しては完了されて、クリスチャンには新しい契約がある(置換神学)

3.教会はイスラエルに組み込まれた(時期分別・経綸神学)

4.教会とイスラエルは全く別、二つの神の民(分離神学)

聖書を読んでみましょう。

それならそれで、悔い改めにふさわしい実を結びなさい。『われわれの先祖はアブラハムだ。』などと心の中で言い始めてはいけません。よく言っておくが、神は、こんな石ころからでも、アブラハムの子孫を起こすことがおできになるのです。斧もすでに木の根元に置かれています。だから、良い実を結ばない木は、みな切り倒されて、火に投げ込まれます。」

—ルカ3:8-9

ですから、思い出してください。あなたがたは、以前は肉において異邦人でした。すなわち、肉において人の手による、いわゆる割礼を持つ人々からは、無割礼の人々と呼ばれる者であって、そのころのあなたがたは、キリストから離れ、イスラエルの国から除外され、約束の契約については他国人であり、この世にあって望みもなく、神もない人たちでした。しかし、以前は遠く離れていたあなたがたも、今ではキリスト・イエスの中にあることにより、キリストの血によって近い者とされたのです。

こういうわけで、あなたがたは、もはや他国人でも寄留者でもなく、今は聖徒たちと同じ国民であり、神の家族なのです。

その奥義とは、福音により、キリスト・イエスにあって、異邦人もまた共同の相続者となり、ともに一つのからだに連なり、ともに約束にあずかる者となるということです。

—エペソ2:11-13, 19; 3:6

もしも、枝の中のあるものが折られて、野生種のオリーブであるあなたがその枝に混じってつがれ、そしてオリーブの根の豊かな養分をともに受けているのだとしたら、あなたはその枝に対して誇ってはいけません。誇ったとしても、あなたが根をささえているのではなく、根があなたをささえているのです。枝が折られたのは、私がつぎ合わされるためだ、とあなたは言うでしょう。そのとおりです。彼らは不信仰によって折られ、あなたは信仰によって立っています。高ぶらないで、かえって恐れなさい。もし神が台木の枝を惜しまれなかったとすれば、あなたをも惜しまれないでしょう。見てごらんなさい。神のいつくしみときびしさを。倒れた者の上にあるのは、きびしさです。あなたの上にあるのは、神のいつくしみです。ただし、あなたがそのいつくしみの中にとどまっていればであって、そうでなければ、あなたも切り落とされるのです。彼らであっても、もし不信仰を続けなければ、つぎ合わされるのです。神は、彼らを再びつぎ合わすことができるのです。もしあなたが、野生種であるオリーブの木から切り取られ、もとの性質に反して、栽培されたオリーブの木につがれたのであれば、これらの栽培種のものは、もっとたやすく自分の台木につがれるはずです。

—ローマ11:17-24

※ガラテヤ4章21~31節も。

信者にとっての意味

 もし旧約の契約を受け継ぐものとなっているなら、約束とそれにつく条件も、私達に関係あるものになります。

参考 

反ユダヤ主義とユダヤ化主義について

The Promise-Plan of God: A Biblical Theology of the Old and New Testaments


リーディングプラン権威と服従 4章

リーディングプラン

権威と服従 4章

質問

①ローマ9章、ガラテヤ3章、ヘブル11章を読んで、クリスチャンは約束と律法に対してどのような関係にあるかを述べてください。

②ローマ2章、3章、11章を読んで、イエスを受け入れない現代のユダヤ人は約束と律法に対してどのような関係にあるかを述べてください。

③上記の①、②の答えに基づいて、教会とイスラエルの関係のあるべき姿について述べてください。

④この点は様々な考えを持つクリスチャンはいます。この点で違う意見を持つ人とどう接するべきですか。


 聖書律法の概要

 ここまでをまとめると、律法との関係がはっきり見えます。

  •  神の主権と永遠 の中に

  •  神の御心の定め の中に

  •  人間の神意が決まって の中に

  •  信者への約束の契約をくださいました。

 そして、その約束の中に、愛を持って、信者の正しい生き方や、神の正義と忠実などを示すため、律法をお与えになりました。この主権と律法をつなぐ関係がみえないと律法は無関係に思うクリスチャンもいますが、主権と永遠が分かるとイエスの言葉に目がひかれます。

わたしが来たのは律法や預言者を廃棄するためだと思ってはなりません。廃棄するためにではなく、成就するために来たのです。まことに、あなたがたに告げます。天地が滅びうせない限り、律法の中の一点一画でも決してすたれることはありません。全部が成就されます。

— マタイ5:17-18

もっとも重要な戒め

「先生。律法の中で、たいせつな戒めはどれですか。」

そこで、イエスは彼に言われた。「『心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』これがたいせつな第一の戒めです。『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。』という第二の戒めも、それと同じようにたいせつです。律法全体と預言者とが、この二つの戒めにかかっているのです。」

— マタイ22:36-40

 どのように「律法全体が、この二つの戒めにかかっているのです」か。見てみましょう。

それから神はこれらのことばを、ことごとく告げて仰せられた。

「わたしは、あなたをエジプトの国、奴隷の家から連れ出した、あなたの神、主である。あなたには、わたしのほかに、ほかの神々があってはならない。

あなたは、自分のために、偶像を造ってはならない。上の天にあるものでも、下の地にあるものでも、地の下の水の中にあるものでも、どんな形をも造ってはならない。それらを拝んではならない。それらに仕えてはならない。あなたの神、主であるわたしは、ねたむ神、わたしを憎む者には、父の咎を子に報い、三代、四代にまで及ぼし、わたしを愛し、わたしの命令を守る者には、恵みを千代にまで施すからである。

あなたは、あなたの神、主の御名を、みだりに唱えてはならない。主は、御名をみだりに唱える者を、罰せずにはおかない。

安息日を覚えて、これを聖なる日とせよ。六日間、働いて、あなたのすべての仕事をしなければならない。しかし七日目は、あなたの神、主の安息である。あなたはどんな仕事もしてはならない。――あなたも、あなたの息子、娘、それにあなたの男奴隷や女奴隷、家畜、また、あなたの町囲みの中にいる在留異国人も。――それは主が六日のうちに、天と地と海、またそれらの中にいるすべてのものを造り、七日目に休まれたからである。それゆえ、主は安息日を祝福し、これを聖なるものと宣言された。

あなたの父と母を敬え。あなたの神、主が与えようとしておられる地で、あなたの齢が長くなるためである。

殺してはならない。

姦淫してはならない。

盗んではならない。

あなたの隣人に対し、偽りの証言をしてはならない。

あなたの隣人の家を欲しがってはならない。すなわち隣人の妻、あるいは、その男奴隷、女奴隷、牛、ろば、すべてあなたの隣人のものを、欲しがってはならない。」

— 出エジプト記20:1-17

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 画像にあるように、最初の5つは、「神を愛せ」にかかっています。本当に神を愛するなら、他の神がいなくて、偶像礼拝をしません。また、神の名と安息日を聖なるものとして扱い、神の代行として代理的権威をもつ両親を敬います。同じように、次の5つは「人を愛せ」にかかっています。人を愛するなら、これらの事をしません。神様がモーセに2つの石板にこの戒めを与えたので、時々最初の五つをまとめて律法の第一板と最後の五つをまとめて第二板という風に言う人もいます。

例)「立入禁止」の標識

例)「立入禁止」の標識

 また画像に、「否定形」(するな)の戒めに×をつけて、「肯定形」(せよ)の戒めに〇をつけました。10戒の内4,5つ目以外が否定的に書かれていて、4つ目でも「働いてはならない」と書かれているので、ある意味否定的に書かれている。肯定的な法律は限界がないことに注意が必要。否定的な法律は明確に悪いことを指して、それを禁じるなので、否定的な法律に限度がある。逆に、それ以外の事に自由を与える。否定性によって解放される。

 肯定的な法律は人生のすべての領域に適応してしまうので、全体主義の法律になる。義務と責任の関係上、肯定的な法律は犯罪者を守り、正義の人に罰を与える。

十戒を覚えましょう

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モーセの律法と新約の適応

 御心が主権の中、神意が御心の中、契約が神意の中、約束が契約の中。これと同じように十戒めが最も重要な二つの中、そして十戒の中に他の律法が「判例法」のようにかかっていて、新約聖書で、その適応が見えるパターンになっています。

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 十戒の「盗んではならない」判例法と適応をいくつか考えてみましょう。

あなたの隣人をしいたげてはならない。かすめてはならない。日雇人の賃金を朝まで、あなたのもとにとどめていてはならない。

— レビ19:13

貧しく困窮している雇い人は、あなたの同胞でも、あなたの地で、あなたの町囲みのうちにいる在留異国人でも、しいたげてはならない。

— 申命記24:14

その家に泊まっていて、出してくれる物を飲み食いしなさい。働く者が報酬を受けるのは、当然だからです。家から家へと渡り歩いてはいけません。

— ルカ10:7

人は神のものを盗むことができようか。ところが、あなたがたはわたしのものを盗んでいる。しかも、あなたがたは言う。『どのようにして、私たちはあなたのものを盗んだでしょうか。』それは、十分の一と奉納物によってである。あなたがたはのろいを受けている。あなたがたは、わたしのものを盗んでいる。この民全体が盗んでいる。十分の一をことごとく、宝物倉に携えて来て、わたしの家の食物とせよ。こうしてわたしをためしてみよ。――万軍の主は仰せられる。――わたしがあなたがたのために、天の窓を開き、あふれるばかりの祝福をあなたがたに注ぐかどうかをためしてみよ。わたしはあなたがたのために、いなごをしかって、あなたがたの土地の産物を滅ぼさないようにし、畑のぶどうの木が不作とならないようにする。――万軍の主は仰せられる。――すべての国民は、あなたがたをしあわせ者と言うようになる。あなたがたが喜びの地となるからだ。」と万軍の主は仰せられる。

—マラキ3:8-12

永遠の律法

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 ユダヤ教のラビー達は、モーセの律法に613戒めがあるとされています。その内訳で、否定形は365条あって、肯定形は248条あるとしています。神の律法は私たちの毎日、守ってくださいます。年間365日、一日24時間、週7日、神の主権に従う事を第一とします。

 十戒を細かく見ていきますが、その前に律法全体についていくつかのコメントをしたいです。

  • 律法は無効になっていません マタイ5:17~18 ローマ8:2-4

  • 律法、法律は根本的に宗教にかかわるもの(良し悪しを定義するから)

  • 法律の源はその社会の神

  • 法律の変わりは神の変わり

  • 社会の土台としたら、法律と宗教はなくなることはない

  • 人間に対する律法の関係

    • 起訴(有罪の証明)

    • 贖いの根拠(キリストの働き)

    • 聖くなる基準(救われた人間の回復)

  • 聖書の律法は神様による啓示

    • 律法と恵みは対決ではない

    • ユダヤ教では律法が人間と神の仲介

    • イエスが本当の仲介者です

  • 聖書の律法は同盟や契約です(契約みたいに2回、石に書かれた)

  • 同じ律法はある人にとって責め、ある人にとって守る

  • 十戒は基本の法律(言えば「憲法」)例えば「盗んではならない」は「所有権」を制定する

  • 律法のほとんどは「判例法」

  • 神の律法の目的は「堕落」からの「返還」

全体のイメージ

全体のイメージ


リーディングプラン権威と服従 5章

リーディングプラン

権威と服従 5章

質問

①十戒を暗記してください。

②あなたは十戒の内、どの点において誘惑を感じますか。


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出エジプト記20:1-3

それから神はこれらのことばを、ことごとく告げて仰せられた。「わたしは、あなたをエジプトの国、奴隷の家から連れ出した、あなたの神、主である。あなたには、わたしのほかに、ほかの神々があってはならない。


分析

1.神の存在(主)

2.神との関係は恵みによる救い

3.律法は恵まれた人に与えられている

4.だから、第一に、他の神々があってはならない


判例法の例 Shema Israel

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申命記6:1~25

1.一つの神、一つの律法、一つの真実 (三位一体?)

2.絶対的な、変わらない神=絶対的な、変わらない律法

3.律法は変わらないから、服従も変わらない

4.律法の教育が重要(服従と礼拝のため)

5.恵みに対する応答は服従(24節)

6.主はねたむ神(15節)

7.神を試さない


判例法の例 御言葉は一つ

出エジプト記20:1-2; 23:20-31;

レビ記19:36-37; 20:8; 22:31-33;

申命記 1:1-4:49; 5:1-6; 7:6-8; 8:1-18; 10:14-17; 11:1-7; 13:18; 26:16-19; 27:9-10.

1.神は主

2.神との関係は恵みによる救い

3.主の御使いはともに行きます(出23:20-30、1コ10:9)

4.律法は啓示による。完成させるのは神、その時と方法はまだ隠れている(申29:29、民数記21:8-9、ヨハネ3:14-16、創世記15:6)

5.神様は守るので、服従すると富むが、ほかの神は絶対にあってはならない(出23:25-33)

6.聖書全体が一つ。分けることはできない。(申4:2、黙22:18-19)


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判例法の例 Moloch

申命記 18:9-22; 13:1-4; レビ記 18:21; 19:26, 31; 申命記 12:29-32

1.Molochは「王」と「恥」が出来ていることば、政府を神 ×

2.占いなど、未来をコントロール(人が神になる) ×

申命記13:1-4, 申命記18:15-22

1.偽りの予言者、人、町からでも別の神に誘われる ×

2.正しい預言者がくる(キリスト) 〇



 
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判例法の例 契約の当事者について

契約の印 旧 割礼 新 洗礼

レビ記12:3, 出エジプト記12:48-49, 申命記10:16, 30:6

レビ記26:41; エレミヤ 4:4; 6:10; ローマ2:28-29; コロサイ2:11など

8日目にする。(他の文化は思春期に)

レビ記12 == ルカ2:21-24   (献児式)

旧約聖書にも洗礼




契約の印 旧 過ぎ越し・聖餐式

出 12; 13:3-10; 23:18; 民 9:1-14; 申 16:3-4 レ2:11; 1コ5:7-8




初子の聖別、初穂の生贄→贖い 

什一献金(3つ)レビ27:30-33; 民数記18:21-26; 申命記14:22-27; 26:12-15

命の代償 出エジプト記30:16


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出エジプト記20:4-6

あなたは、自分のために、偶像を造ってはならない。上の天にあるものでも、下の地にあるものでも、地の下の水の中にあるものでも、どんな形をも造ってはならない。それらを拝んではならない。それらに仕えてはならない。あなたの神、主であるわたしは、ねたむ神、わたしを憎む者には、父の咎を子に報い、三代、四代にまで及ぼし、わたしを愛し、わたしの命令を守る者には、恵みを千代にまで施すからである。

分析

1.実際の偶像礼拝は禁じている

2.神様に近づけたいものは神の方法で近づけないといけない

3.実際の祝福と呪いはある

4.神が定めた社会に対する反逆罪

5.偶像礼拝の意味を広くとると、神様の方法以外で礼拝する

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判例法の例 律法の御座

出25:8-9エゼキエル43:10-11へブル8:5;

1.幕屋のパターンは神様だけの啓示

2.幕屋・宮は王の城、礼拝する場所ではない (どこでも礼拝するべきだから)

3.幕屋・宮一つしか存在できない。。。神様は一つだから

4.イエスが私たちの宮になりました マタイ26:61; マタイ27:40; ヨハネ2:19-21など

5.契約の箱にモーセの律法が入っていた、ここは御座(*祭壇ではなく)

 
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 判例法の例 祭壇と死刑

出20:22-26; 27:1-8; 38:1-7

1.祭壇のメッセージは生贄による贖いと救い、すなわちキリスト

2.祭壇は神の律法とその正義が中心にあることを表す

3.また、その正義を満たすためには死刑が基本的なもの (イエスの死に意味がある 申命記35:31)*

4.祭壇は命の宣言


*死刑に関する戒め 民35:31

  •   証言する人が実行 申13:9; 17:7

  •   町の人が実行する場合 民15:35-36; 申13:9

  •   証言する人は二人以上 民35:30; 申17:6; 19:15:

  •   殺人 創9:5-6; 民35:16-21, 30-33; 申17:6; レビ24:17

  •   姦淫 レビ20:10; 申命記22:21-24

  •   近親相姦 レビ20:11-12, 14

  •   獣性 出22:19; レビ20:15-16

  •   男色 レビ18:22; 20:13

  •   レープ 申22:25

  •   死刑にかかわる偽証 申19:16-20

  •   誘拐 出21:16; 申24:7

  •   祭司の娘の姦淫 レビ21:9

  •   占い 申22:18

  •   人柱 レビ20:2-5

  •   親を殴るか呪う 出21:15, 17; レビ20:9

  •   不良児 申21:18-21

  •   不敬 レビ24:11-14, 16, 23

  •   安息日を守らない 出35:2; 民15:32-36

  •   偽りの預言 申13:1-10

  •   偽りの神を礼拝する 出22:20

  •   律法に対する反逆、反乱を起こす 申17:12


判例法の例 生贄と責任

1.生贄は捧げる人の命を贖って聖くする身代わりによる神への献身

2.誠の献身に、愛と信仰による神への服従が必要

3.神様が定めた生贄以外のものは裁かれる罪(エレミヤ7:30-34)

4.生贄はキリストを表すので、欠点は一切ないことが条件

5.罪にレベルがある。レビ記4章に4つのレベルになっている

1.祭司の罪(3~12節)*

2.全国民(13~21節)

3.社会的なリーダー(22~26節)*

4.個人(27~35節)

6.無意識でも無意志でも、罪です
(レビ記4~5章にこれらのための生贄は定めている)

7.生贄の一部、祭司が食べることによって、聖くされたことの証

8.律法の目的は「贖い」、生贄の目的は神へと人間へ「律法の秩序の回復」

9.種入りのパンも(レビ記7:13)パン種は「腐敗の可能性」(弱さ)


Kosher Certification

Kosher Certification

判例法の例 聖さと律法

1.聖さは聖別されていること

2.すべての聖書の律法は聖さに関係している。神様の側に聖別する

3.聖別されていることから、ある人は別れている (申23:3 vs イザヤ56:4-5 ルーツ1:4, 4:13, 18-21; マタイ1:5 について考えよう)

4.食べ物の定め。Kosher -   健康も死から聖別されている一部

5.聖さは服装にも。申命記22:5, 11; レビ記19:19

6.土地も。申命記21:22-23

7.国民的な聖さも問われる


神様が定めた律法が聖別の線を引く。

これを法律から崩す働きも良し悪しの線を取り除く働きです。


リーディングプラン権威と服従 6章

リーディングプラン

権威と服従 6章

質問

①自分の人生における、大事にするものの優先順位を書いて、説明してください。

②聖書はクリスチャンになった人がきよく、聖別されたものになると語ります。自分の生活において、聖別化され切っていないところについて述べてください。


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出エジプト記20:7

あなたは、あなたの神、主の御名を、みだりに唱えてはならない。主は、御名をみだりに唱える者を、罰せずにはおかない。

分析

1.「みだりに」唱えること、 「みだりに」誓うことが禁じられて、 唱えたり、誓ったり、そのものは禁じていない。

2.「みだりに」とは「正当な理由や資格なく行うさま」。神の権威を無視してはならない。

3.正当な理由あっても呪うこと(ののしること)は、親だけはしていけない。出21:17 – 親について、子供は従う、大人は敬う、でもどの年でも呪うことは権威の原則に反する行為

4.冒涜(ぼうとく)は、御名をみだりに唱えることだけではなく、神に対する不敬的な、反逆的な言葉。イザ52:5,黙16:9,レビ24:16

5.社会の墜落の計り: 主の名>聖なるもの>性的な言葉>汚れたもの
何を唱える?何によって誓う? みだりにとることは、不敬な行為

6.肯定的に言い換えれば「主の御名を正義に、正しくとなえるべし」 また、否定的に言い換えれば「主の御名以外を唱えてはいけない」

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第三戒めと第九戒めの関係(社会の法律に関わる位置)

1.神に対して、人に対して、言葉に対する注意

2.民法においても、第三戒め、自分より上の権威を唱えることが証明につながるし、なければ人間の意志でやめたりすることに問題ない 例)結婚の誓い

3.その社会の基礎になるものにつながっているので、偽りの誓いの軽さは社会の基礎の硬さにつながります。マタイ5:33-37, 詩15:1-4 例)口頭同意 (クリスチャンのすべての言葉は「主の御名をとなえている」)

誓いと礼拝の関係

イザヤ45:23

1.誓いは、自分の上にある権威の認識を表す。

呪うこと、みだりな誓い=人殺し、奴隷、誘拐

出21:12-14, 15-17

【悪に対してどうします?】 マタイ5:38-42 ????

 政府に対する反応(ローマ13:1-2)

 宗教活動を禁じる法律(使徒5:29)

1.権威を無視することは、神の権威に対する反逆

2.ただし、すべての権威の元は神

3.私たちは神の権威を解釈する立場にいない

4.私たちは正義を求める権威、悪に立ち向かう権威が限られている

主の御名

神の名はその存在(肩書、地位、権威、行為など)を表します。

  יהוה

出3:14 「有ってある」=「存在する」「息をする=生きる」

参考 主の名前


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申命記5:12-15

安息日を守ってこれを聖別せよ。
あなたの神、主が命じられたとおりに。 六日の間働いて、何であれあなたの仕事をし、七日目は、あなたの神、主の安息日であるから、いかなる仕事もしてはならない。
あなたも、息子も、娘も、男女の奴隷も、牛、ろばなどすべての家畜も、あなたの町の門の中に寄留する人々も同様である。
そうすれば、あなたの男女の奴隷もあなたと同じように休むことができる。あなたはかつてエジプトの国で奴隷であったが、あなたの神、主が力ある御手と御腕を伸ばしてあなたを導き出されたことを思い起こさねばならない。そのために、あなたの神、主は安息日を守るよう命じられたのである。

「安息の目的は人間の贖いの休息 」

出エジプト記20:8-11

安息日を覚えて、これを聖なる日とせよ。
六日間、働いて、あなたのすべての仕事をしなければならない。しかし七日目は、あなたの神、主の安息である。あなたはどんな仕事もしてはならない。――あなたも、あなたの息子、娘、それにあなたの男奴隷や女奴隷、家畜、また、あなたの町囲みの中にいる在留異国人も。――
それは主が六日のうちに、天と地と海、またそれらの中にいるすべてのものを造り、七日目に休まれたからである。それゆえ、主は安息日を祝福し、これを聖なるものと宣言された。

「安息の模範は神の創造の休息」


安息は人間の自由に反するものではなく、
安息の戒めは人間を自由にするもの!

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分析

1.安息日は「礼拝するため」ではなく、「休息するため」です
礼拝と休息は同一ではないが、休息は神への信頼を表す(マンナ 出16:14-36)

2.安息日の律法は厳しく休息を強制させる



判例法

1.総合的に仕事をやめるべき(出20:8-11; 34:21; レビ23:3; 申5:12-15; エレミヤ17:22)

2.扉は閉めるべき(ネヘミヤ13:19)

3.外出はやめるべき(出16:29)

4.ロバに重荷をのせるな(ネヘミヤ13:15)

5.物を運ぶな(エレミヤ17:21-22)

6.火をつけるな(出35:3)

7.ネヘミヤ13:15

8.安息は「人間を贖うため」ので命を助けることはできます(マルコ3:4 ルカ6:9など)



分析

3.新約聖書でペナルティの話は一切ない。(コロサイ2:16-17)

4.旧約の安息はエジプトから出れた記念
クリスチャンの礼拝の日は復活の日とペンテコステの日、日曜日です。

5.旧約の安息日は「土曜日」ではなかった (毎年、一日ずれるパターン)

6.様々な安息の長さがある

 一日 (出20:8-11; 申5:12-15) 二日(レビ23:15,16, 21) 一年(レビ25:4, 8) 二年 (レビ25:8-12) 70年間 (2歴36:21)



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判例法

マルコ2:27-28

1.安息の目的は「礼拝」より「休息」

2.「人間のみ」ではなく、「人間中心」。
でも家畜や土地にも休息が7年目に定めている 出23:10-11; レビ25:1-7; 25:20-22
また50年目に「ヨベルの年」(Jubilee)レビ25:8-17... 9節*

3.すべてのものは、休まないと劣化して、死にます。(土地も、動物も、人間も) このように、安息の律法に定めた死刑は継続しています(エゼキエル20:10-13)

4.安息の原則の一つは「赦し」です。(比較 マタイ6:12 = 申15:1-6) 神の目的は負債のない社会、貧しさのない社会。この律法だけにそれが可能です。神の律法は人間に対して愛を示すものです。

5.安息は過去をみて「模範と信仰」、
 天を仰いで「恵みと勝利」、
 将来を望んで「完了と希望」

6. 仕事との関係
出「六日間、働いて、あなたのすべての仕事をしなければならない。 」
申「六日の間働いて、何であれあなたの仕事をし…」
詩篇24:1
安息をとることは、仕事も、休息も、神様に聖別する行為、人生をエデンの聖約の形に回復させる(創1:28)

安息と権威

聖なる休息として、安息は、服従すること、神の権威を認めること(参考 ルツ3:1)

1.休息は権威の元にいるからとれる

2.聖別されていることは、聖約の印

3.主に聖別されている、神様の権威に服従しているから、「主」です

1.毎週の安息日

2.新月の安息(仕事は禁じていないが、礼拝が定められた)、新年も(ラッパの祭)

3.安息の年、ヨベルの年(すべての負債が許される)

4.過ぎ越しの祭り

5.種なしパンの祭り(7日間)

6.ペンテコステ(過ぎ越しから50日目)

7.幕屋の祭り(7日間 レビ23:36,42)

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1.権威の下にいる、主の主権を認めるためには、必ず「教え」が必要です。使徒15:21

2.安息日と「主の日」は深い関係持ちながらも、違うものを指します。コロサイ2:16-17
(人が前に立っているのに、影で見た目を判断しない)へブル10:25

3.へブル3:7-4:11

 1.安息は永遠から、永遠に定めて、永遠のものを指している

 2.将来に生きる(今あるものを管理しないと安息の年は生活ができないため)


リーディングプラン権威と服従 7章

リーディングプラン

権威と服従 7章

質問

①クリスチャンとして生きることにおいて、主の名を代表する意識する時はいつですか。

②安息を覚えて、守って、聖なる日とし、聖別していますか。


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出20:12

あなたの父と母を敬え。あなたの神、主が与えようとしておられる地で、あなたの齢が長くなるためである。

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聖書的な家族感

十戒の3つは直接家族に対するもの:親を敬え、姦通してはいけない、となりびとの家、妻などを欲しがってはいけない。(直接神に関するのが4つ)

・また10目に、家族と所有権のリンクは表れている。

・共産主義の哲学者は「宗教を絶滅するためには家族を破壊、家族を破壊するには相続を破壊しないといけない」戦略を掲げている

・聖書的な家族の集団性から人間主義の社会の集団性の傾向はあきらか

・創世記1:27-30

 ・家族の目的は出産のみならず、「地を従えて、支配する」

 ・ここには「所有権」と所有物を「管理する責任と義務」

 ・男女にワンセットとして与えられて、「王と総理大臣」で権威もって、管理する責任と義務の働きをする

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命の約束

出20:12 あなたの父母を敬え。そうすればあなたは、あなたの神、主が与えられる土地に長く生きることができる。

申5:16 あなたの父母を敬え。あなたの神、主が命じられたとおりにそうすればあなたは、あなたの神、主が与えられる土地に長く生き幸いを得る

1.年上の方々を敬うことは、相続の基礎
(相続するものは、命のほか、知恵、信仰、経験)

2.前の世代が作ってきた世界に住んでいる以上は、尊敬すべき、感謝すべき存在

3.小さいこどもは従わないといけないが、大人になっても「敬う」べき

似ている判例法 レビ22:28; 申22:6-7; 出23:19

4. 「命」とは? 申7:12-14, 申28:58-63, ヨハネ10:10

5. 親を敬わないことは自分を敬わない、自分の汚れは親を汚す (申22:23, 24 レビ21:9 神への罪、親に対する罪、自分に対する罪)

家族の所有権

1.聖書的に「所有」することは人間主義に嫌われるコンセプト

2.夫と妻にはお互いの「所有権」が与えられている。1コリント7:4-5

3.聖書的な結婚は嫁の「持参金」ではなく、夫からの「花嫁料」(出22:15-16)

4.若い時は親は子に対する物質的にも霊的にも養う義務、年取ると逆になる
ヨハネ19:26-27

5.相続にたくさんの法律がある。
2コリント12:14、申21:15-17、申21:18-21、民27:1-11、
創21:10、25:1-6、箴言30:23、創15:1-4、レビ25:46、
民36:1-12、エゼキエル46:16-17、エゼキエル46:18

第一板の律法のまとめ

第一板の律法のまとめ


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 出20:13, 申5:17

肯定的に、「人々の命は守るべし」。。。。なので、「人の命を守る」意味でこの「殺す」に含まれていない類のものがある:死刑、正当な戦争、自衛など。

原則 命は神から与えられるもので、神様も取り戻せるものです

以外な人殺しの種類 ①自傷行為②自殺③極端(暴飲、暴食、怠惰。。。健康管理)④激怒

すべての命は神の定めによる目的ある(マタイ6:26,30; 10:29-31; ルカ12:6-7)

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死刑

死刑にあたる罪

① 殺人(故意的でないもの除く) 出21:12-14

② 親を呪うこと、たたくこと 出21:15、レビ20:9、箴言20:20、マタイ15:4、マルコ7:10

③ 誘拐 出21:16、申24:7

④ 姦淫 レビ20:10-21

⑤ 近親相姦 レビ20:11-12, 14

⑥ 獣姦 出22:19, レビ20:15-16

⑦ 男色、同性性行為 レビ20:13

⑧ 不貞 申22:20-21

⑨ 婚約者の強姦 申22:23-27

⑩ 占い、呪術 出22:18

⑪ 人柱 レビ20:2

⑫ 習慣的な犯罪性 申21:18-21

⑬ 冒涜(ぼうとく) レビ24:11-14, 16, 23

⑭ 安息日を守らない 出35:2、民15:32-36

⑮ 間違った教えを広めること 申13:1-10

⑯ 偽りの神々を礼拝すること 出22:20

⑰ 判決に従わない(律法に対する反逆) 申17:8-13

⑱ 利息や高利をとること エゼキエル418:12-13

創世記9:5-6; 民35:29-34

聖書の律法の罰のレベル

① 死刑にあたる罪の場合、死刑

② 微罪の場合、1~40回の鞭

③ 盗みや所有物を壊す場合、2倍~4倍分を払い返す

④ 払い返せない場合は、その分の仕事をしなければならない

⑤ 無意識、故意的ではない殺人は、逃れの町で暮らす

犯罪に相当な罰の原則:出21:23-25; レビ24:17-21; 申19:21

原則:所有物の管理の責任:出21:28-29, 35-36, 33-34

死刑の方法 

①焼き殺す レビ20:14; 21:9

②石打ち レビ20:2, 27; 24:14; 申21:21

③絞首 申21:22-23; ヨシュア8:29

④剣で 出32:27-28

条件

① 二人以上の証人 民35:30; 申17:6, 19:15

② 証人、本人の手よる場合あり 申13:6-10; 17:7

③ 社会に対する場合は町の人々 民15:32-36; 申13:6-10

④ 殺された人の最も近い親せき 申19:11-12



民政の働き

ローマ13:1-7

主の主権の元にいることを認識すること(神の国の一部)

  第一のペンテコステの時、民政に権威が与えられて、油注がれて、預言の霊

  比較:民数記11:16-17、24-30 使徒2章 (モーセがイエスを代表する)

  また、サウルの時も 1サムエル10:1-7

正義を守る働きを通して、命を守ること

 申32:29 1サムエル2:6 イザヤ43:13

 比較 教会に同じような霊的に許すか、縛るかの権威 

    マタイ16:19、18:18 ヨハネ20:23


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人を助ける義務、命を守る義務

① やもめと孤児(シングルマザーなどの子も) 出22:22-24 申24:17-18 申27:19

② 隣人 申22:4 申19:13a レビ19:18 出23:4-5

③ 貧しい人 出23:6-7 レビ19:9-10 レビ25:35-43

④ 寄留者(難民)、異国人 出22:21; 出23:9; レビ19:33-34; 申10:17-19; 申24:17 など

⑤ 障害者 レビ19:14

⑥ 僕、使い(労働者) 出21:2-6 申24:14-15 申15:12-15

⑦ お年寄り レビ19:32



類の判例法

① 建築の安全法 申22:8

② 落ち穂 (チャリティーでもないチャリティー) ルツなど* ガラテヤ6:2-10 箴言12:10

*出 23:10-11; レビ 17:2-9; 19:9-10; 23:22; 申16:10-14; 24:19-21;


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妊娠中絶

出21:22-25

① 故意的でない場合でも死刑

② 尚更、故意的

③ 傷がなくても、罰金される。妊婦さんが守られている

④ 動物まで、出産の回りが守られている 申22:6-7 (親子丼???)


法と責任

申24:16

① だれの責任が重要。

② 責任は基本的に個人にある

③ だれに対する責任?まず神へ、そして社会へ

④ リンクされているもの: 責任 > 有罪性 > 罰


社会の責任

① 正義に対する責任

② 逆にいうと、正義が守られない社会は罪がある 申命記21:1-9


「Restoration」 返還(へんかん)

この世、万物が改まって、革新して、新しくなることが律法の目的

使徒3:21 マタイ19:28

「目には目」は「やり返し」ではなく、返還(賠償)です 文脈 出21:22~36


加害者の賠償 出21:19

① 医療費 

② 仕事できなかった収入 

③ 判決による罰金の場合もある

加害者の責任は、まず神へ、そして人へ。両側に返還が必要 民数記5:6-8


比較 聖書的な(被害者への)返還 vs 現代社会の(加害者への)復帰

① 社会の刑法は加害者の復帰が目的、被害者の返還は民法で取り戻さないといけない

② 被害者が自分を守ると加害者になり、聖書と真逆な状態です

③ 復帰の制度は、加害者への助成を与えるため、被害者から税をとる制度です

聖書的な律法は 神への返還、罪に罰を与えて、被害者の復活

主の祈りにも マタイ6:10「御心が行われるように」


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軍事

① 「主の戦い」 民21:14 ヨシュア3:5 

② 兵隊の年齢制限 20歳~、体に不自由がない 民1:2-3, 18, 20, 45; 26:2-4

  全員ではなかった 民31:3-6

③ 主が守る 出30:11-16

④ 戦う免除がある 申命記20:5~9 ※ 神様の優先順位、戦争よりも大切なもの、家族

⑤ 兵隊には整理・整頓が重要(訓練) 申命記23:9~14 ※ 聖なる理由のみならず、聖別された兵士

⑥ 戦う前には必ず平和の機会を与える(妥協はしないが) 申命記20:10~15 民数記10:9-10

⑦ 約束の地に住んでいた民族は他の国より罪が進んでいて、悔い改める機会があったのに神に帰らなかった

  ちなみに、このポイントで神様に対して躓く人間主義者の多くは、現代の全体的戦争に対してもっとやさしい

⑧ 馬は使えなかった 申命記17:16 馬は防御的ではなく、攻撃的

⑨ 申命記20:19-20 国民の生活と生産は、政治的な戦いに優先すべき

⑩ 兵士に「年金」のように、特別に勝ち取ったものから報酬もらえた 民31:21-31, 42 申20:14

参考 Fight: A Christian Case for Non-Violence (クリスチャンとしていかなる暴力に反対する)


税金

2種類

① 人口調査税(現代語 均等割り 国税)  

  出30:11-16  

  国の民政 インフラ、軍隊など

② 什一(現代語 所得税 地方税) 

  → レビ人 

  教育、医療、宗教、福祉など、社会的なサービスを提供

③ 資産税、消費税、相続税などは、聖書にない制度


レビ19:17-18

ローマ13:10

律法的に「人を愛せよ」とは

① 隣人に対して、悪さをしない

② 隣人に対して、危険(罪など)を注意する

③ 隣人に対して、律法を守る (律法がなければ、本当の愛を示せない。感情だけになる)

④ 律法ない愛は、悪を愛すること


隔離(かくり; quarantine)

レビ13-15章

ここの皮膚病は、伝染病のすべてを指している。実施する方法は今、よくなったが、原則は変わらない

民政は伝染病を止める権威がある 民5:1-4

霊的にも伝染されることを止めるべき レビ18:24, 30; 20:22-24

2コリント6:17

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食制限 レビ11章 申命記14章

☆コロサイ2:16-17

比較 伝道の書5:18 1コリント9:25

ユダヤ教の食制限は「聖さ」につながっている レビ11:44-47 申14:1-3

また、健康を守るにも、これらは良い。

制限あり 血、死んだ動物、動物の油、肉食の魚と取り、貝、カニ類、肝臓、肉食の動物(豚も)、

     足割れていない動物(馬)、ほとんどの虫(例外 バッタ類)

制限なし 果物、穀物、卵、野菜

その他 禁止

死んだ人の部屋にあったもの 民19:14-15

親と子 出23:19 申14:21

もものつがいの上の腰の筋肉 創32:32

そのほか 制限なし

ワイン(節制)、ミルク、バター、チーズ、干物(レーズン、イチジクなど)

豆類、はちみつ、スパイス、ナツ、猟でとる肉(鹿など)

キリストの死から得る自由

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ガラテヤ5章 

13-14節 愛することは律法を守ること

19-23節 御霊の実に対する法はないが、肉の行いについてある。それはモーセから来た神の律法

① イエスが身代わりとして死刑を受けた(ローマ7:1-6)
  聖書の民法と道徳律の義務は残るが、儀式法(生贄)の義務はイエスによって満たされている

② なので、イエスキリストにしか救いがない

③ 律法はもともと、最初から聖くする手段ではなかったことが新約聖書でわかります
  律法主義(legalism: ファリサイ派など)神様が定めた以上にして自分の良さのアピールで救われようとする

  唯信論(antinomianism)律法がなければ、聖さの定義がなくなる

④ 律法が消えるものなら、イエスは死ななくても済んだはず 

  ローマ8:1-4 「私たちの中に、律法の要求が全うされるため…」

  1コリント6:19-20 「自分のからだをもって、神の栄光を現わしなさい。」

⑤ 申19:14、申27:17、ヨブ24:2、箴言22:28、箴言23:10-11 境を移動してはいけません。。。所有権のみならず

  社会のバウンダリーは相対的だったら、全体が揺れます。神の律法は絶対的で動きません。


リーディングプラン権威と服従 8章

リーディングプラン

権威と服従 8章

質問

①自分の上に権威を持つのは、どのようなものがありますか。分野ごとにして、その限度と範囲について述べてください。自分が持っている権威の限度と範囲についても述べてください。

②マタイ5:21-22を読んで、旧約聖書の律法にでてくる軍事の条件や戦いの話はどのように理解しますか。


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結婚

創世記2:18-25; エペソ5:21-31

① お互いへ(自分から)の服従

② このお互いへの服従関係は、神の権威の元。

③ 夫の愛は行動、奉仕により見せることが重視されて、妻は従うことが重視されている

④ これも、律法を満たし、信仰の行為です。


エペソ3:14-15

① すべては神の名(性質)を表すために作られた

② キリストと教会が婿と嫁の関係とすると

  1. 神の支配をしめす

  2. 献身を表す

  3. デザイン(目的持った作り方)があり、使命もあり


仲介・仲立ち(1テモテ2:5)

 神との仲立ちはイエス、分野においての権威はその仲介の役割。(宗教、政治、教育、家族、仕事、社会)

 管理の立場は決まった権威の範囲内の神の権威と仲介する働き。

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結婚と男

創世記1:26-28

① 増えて、支配する戒め = 神の国の中の働き、すなわち神の律法に従わせる

② エデンの働きに2つの様相がある (a) 「現実的」(管理) (b)「認識的」(名付ける)

③ 神に似て作られた様相 (a) 知識 コロサイ3:10 (b) 正義、聖さ エペソ4:24 (c) 支配権 創世記1:28

④ この仕事はエバの前にアダムだけに、まず託されたことによってわかること:

 1. エバは、ただ自然や性的な必要を満たすためではなく、この働きの助けに必要だった。一緒に支配し、従わせる働きの助け

 2. ここで「助け」は政治的な機能も果たす、アダムと同様に神の国の視点からみるものです。

 3. エバが来る前にアダムは責任を果たしたと同じように、結婚の前に責任持てる証明が重要
 (ある文化の花嫁料=dowry;婚約指輪?)

 4. 仕事と知識における支配は、夫と父としての支配に先立たないと。神の国は聖約の家族ですから、結婚も責任を表すべき

 5. 神が「ひとりでいるのは良くない」と言うことから、成熟した人にとって、結婚は人間の本来のあるべき姿。

 6. 家庭・結婚は重要ですが、神による使命の中にある。(使命のすべてではない)

 7. 創世記2:24 「離れて」「結び合い」、独立しない家庭は成長しない。

 8. ヘブライ語で言葉の意味は「婿 = 割礼された人」、「義理の親 = 割礼する人」。この割礼は霊的な割礼。(肉体的は8日目)
 婿の親の責任:婿は神の男として育つ、嫁の親の責任:婿は神の男でいることの確認責任(信仰、品性)

 肉体的な成熟だけではなく、霊的な成熟が条件

 9. 「支配する」: 性的な目的よりも、一緒に家庭を築くなどの働きの目的こそ、本当の満足する結婚



結婚する前に男に必要なもの:①神の臨在 ②仕事 ③ものを育つ能力 ④守る心 ⑤神の言葉 

    >「この男はひとりでいることは良くない」



結婚と女

創世記2:18 「ふさわしい助け手」(ヘブライ語 反射、相対物・対応物 counterpart)

1コリント11:1-16

① 10節 「女は頭に権威のしるしをかぶるべき」=権威のもとにいる印が、権威があることの印

② 11節 男女は相互依存するもの

歴史的にも女性の存在が大きくて、1800年代~1900年代前半、特に欧米では全歴史からしたら珍しく制御されていた。そして1900年代のなかごろから、反対に働く、性戦争のフェミニズムの運動が著しい。アジアで同じ程度の制御がなかった分、フェミニズムの運動もそれほどでもない。本来の聖書的な立場は制御するものでも、フェミニズムでもない。



箴言31:10-31

① 道徳的、商売的、宗教的な領域における誠実さと能力に信頼される

② 家庭のみならず、ビジネスも上手に管理できる。商人のように調達と販売、経験ある農民のようにブドウ園を管理

③ 家族にも、窮民にもやさしい

④ 26節 口に知恵といつくしみの教えがある

⑤ 27節 なまけない、働くもの

⑥ 28節 祝福され、ほめられる存在

「母」よりもまず、使命を一緒に果たす「助け手」。



裸に対する律法が一つもありませんが、比ゆ的に使われます。

「資産がない、武器がない」エレミヤ49:10、創世記42:9「判別されて、実現する、表れる」ヨブ26:6、へブル4:13



※「恥がなかった」創世記2:25 = 墜落後、神様に対する恥を感じるようになった



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複婚???

① 神の基準は一夫一妻 創世記2:18-24

② 聖書に一回目出てくるのがカインの子孫ラメク 創世記4:23

③ レビ記18:18 一夫多妻は禁じられている

④ 1テモテ3:2 教会のリーダーに禁じられている

⑤ 王にも(申命記17:17)、祭司にも(21:13-14)禁じられている

⑥ イエスも一夫一妻をはっきり言います マタイ19:5

など

ヤコブ、エルカナ、ギデオン、ダビデ、ソロモンなど。。。禁じられているが、めかけの事実に対して律法はある

① 人間の権威が守られている 出21:10-11、申命記21:10-14

② 妻ではないので、忠実ではない時の罰が軽くなっていた レビ19:20

③ 家族が重要されている。現代のモラルは家族を大切にしないで姦淫を赦すが、聖書は家族を守る

④ 多妻制度のことが歴史的にあった時も、夫婦の絆も弱いから、よく敵のような存在になっていた。

  王でも、めかけとその家族の恐れをいつも覚えていた。ハーレムの戦いは夫の縛りになった。

⑤ 一夫一妻の中で、使命まで共有できます。本当の自由はここにある。

  社会が結婚前・結婚外の性的行為を許すほど国が滅びていくのは、本当に家庭が使命で生きるかどうかにかかっている


近親相姦

細かく禁じられている レビ 18:7-17; 20:11-12, 14, 17, 20-21; 申22:30; 27:20, 22-23 死刑にあたる罪です

母、父、義理の親、兄弟姉妹、異母兄(など)、孫、義理の息子・娘、叔母、叔父、兄弟の妻、母とその娘。。。

こんなのある? 性的な意味でもあったりするけど、相続などで、このような結婚はよくあったこと

遺伝の病気から守るための律法でもある


姦淫

明確に男女かかわらず、結婚関係以外の性的行為を禁じる(ほかの文化に比較。。。)
箴言5:1-23 6:20-35 7:1-27

ローマ人、ギリシャ人に再度、新約聖書で言われている
使徒15:20, 29; 21:25 ローマ1:29; 1コリント5:1; 6:13, 18; 7:2...など 

イエスは考えることさえ禁じる マタイ5:28

姦淫は家族すなわち社会の基礎を砕くため、6戒めの殺人と並びます

レープ 22:23-29 誘惑 出22:16-17


ヨハネ8:1-11

① イエスは法律の裁判になることを拒んでいた (相続問題も ルカ12:13-14)

② 判決だすものは同じ罪犯していないか? ヨハネ8:7

③ イエスを「主」と呼んだ女性は許され、解放された ヨハネ8:10-11 これは宗教的な自由、民法上の判決ではない

④ 落とし穴を抜けた。裁かないと言ったら、イエスはモーセを無視している。裁くと言ったら、反対する人が立ち上がる

  裁きを折り返した へブル13:4

1コリント5

① この罪は異邦人にも適応することが明確

② 1コリント5:9,11 (近親相姦であるが、パウロがより広い「不品行なもの」)

③ 死刑に渡す(罪を隠さないこと)。。。そんなものと食事もしないように


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離婚

女性の離婚・再婚は夫が死刑にあたる罪を犯した場合に限る

① 姦淫 レビ20:10 申22:20-25

② レープ 申22:25-26

③ 近親相姦 レビ20:11-12,14,17

④ 同性性行為 レビ20:13

⑤ 獣性 出22:19 レビ18:23,20:15

⑥ 殺人 出21:12,14 民35:16-21

⑦ 親をたたく 出21:15

⑧ 妊婦さんの子を流産させる 出21:22-23

⑨ 他の神に生贄をささげる (子供)レビ20:2-5 (その他)出22:20

⑩ 親を呪う 出21:17 レビ20:9

⑪ 誘拐 出21:16

⑫ 占い レビ20:27

⑬ 偽りの預言者 申13:1-5; 18:20

⑭ 神様から離れる 申13:6-16; 申17:2-5

⑮ 判決に従わない 申17:12

⑯ ぼうとく レビ24:16

⑰ 安息日を守らない 民15:32-36

⑲ 契約の違反 申17:2-5


男性の離婚・再婚は下記のリストに限る

① 結婚前の性行為 申22:21

② 結婚後の姦淫 レビ20:10;申22:22-23

③ 祭司の娘の売春 レビ21:9

④ 獣性 出22:19 レビ20:16; 18:23; 申27:21

⑤ 占い 出22:18; レビ20:27

⑥ 契約の違反 申17:2-5

⑦ 近親相姦 レビ20:11-12, 14, 17

男性に死刑にあたる罪のリストが長いのが、責任と権威の範囲が広いから。


また、結婚を守らない時の離婚

① 申21:10-14

② 出21:1-11

③ 1コリント7:3-5、出21:1-11


離婚状 申24:1-4 エレミヤ3:8 イザヤ50:1


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変態

同性 レビ18:22 20:13 23:17 ローマ1:18-32

女装・トランス 申22:5 服だけではなく。

獣性 出22:19 レビ18:23-30 20:15-16 申27:21

 

1ペテロ3:7

同じように、夫たちよ。妻が女性であって、自分よりも弱い器だということをわきまえて妻とともに生活し、いのちの恵みをともに受け継ぐ者として尊敬しなさい。それは、あなたがたの祈りが妨げられないためです。

Faithfulness 忠実さ(貞操)

最高の美徳 申5:32-33 箴言20:6 マタイ25:21 黙示録17:14 など

神の性質  詩篇26:5 詩篇89:2 イザヤ11:5 など

結婚における忠実さは性的な意味以上を持つ。信頼できる、強さ、自発性、能力


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支配について

創1:26-27 作られた人間の「支配」は神の権威の元。

創3:5     墜落後の人間の支配は神になろうとし、「善悪」を自分で決める(すなわち、自分で律法を決める)

「謙遜」 民12:3 マタイ5:5 [神様に対して]謙遜(柔和)な人 マタイ11:29

謙遜な人は、神の権威(支配)に服従するもの=自分に対する支配(自制)=世を支配するにふさわしい

「その人は地を相続する」 >> 「地は主のもの」(出9:29など) 人間には「支配権」、神には「主権」を持つ

盗み

出20:15 申5:19

他の人の所有物を自由な同意なしと取り上げる。所有物に傷をつけたり、壊したりすることも。所有権の対象のものも。

被害者が気づかなくても、盗み(支払わない入場料など)。加害者の意図も関係ない。

① 盗み

② 盗んでいる団体の一員

③ 政府の盗み 法律が人の所有権を侵害する場合でも、インフレーションでも (アベノミクス)

④ 詐欺 偽造物販売など

など

盗むことは、まず神の秩序(ちつじょ)に反するものとして、人より先に神に対する罪

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所有権と富

箴言13:11 申8:17-18 詩篇112:3 ヤコブ5:1-6 箴言10:22

働くことが重要 エペソ4:28 仕事は盗みの反対。そして、自分を養う他、人を助ける目的がある

聖書的な所有権の得方

① 仕事

② 相続

③ プレゼント

ローマ13:8-10 律法を全うことは、隣人愛なので、チャリティーも含まれる。人の必要を満たす

返還と赦し

「罪が許される」という勘違いの危険性。律法から自立して、自分で善悪を決めることは、神に反逆すること、自分を神にする罪はイエスの十字架で代価払われたが、罪を犯す度にイエスを十字架につける行為をしていることは、無意識になってしまうとだめ。罪が消されるためには、新しく作り変える必要があった。2コリント5:17

赦しは返還が伴う。7x70回赦すが、加害者の復帰には返還も必要です: 

① 神への回復 選ばれたものとして、イエスの赦し

 マタイ 9:2, 5; マルコ 2:5, 9; 3:28; 4:12;ルカ 5:20, 23; 7:47-48; ローマ 4:7; コロサイ 2:13; ヤコブ 5:15; 1ヨハネ2:12, など

② 人間の間 出22:1-17

  1. 1節 現在のみならず、将来のロスへのも「賠償」(償?)。。。倍返しではなく、4~7倍返し

  2. 2-3節 泥棒から身を守り、殺してしまったことは罪ではない。泥棒が返還する。払えない場合、労働させて払い返す

  3. 4節 盗んだものを持ったまま見つかったら、倍返し  1万円分盗んだら、1万円+1万年を返す

  4. 5-6節 他人の所有権を侵害する行為は盗み。生産物の傷は将来の実りに対する損害の賠償

  5. 7-13節 管理の委託について。(保管してもらうときの定め)

  6. 14-15節 レンタル・ローン 管理者の責任。。。だれの責任のもとが重要

  7. 16-17節 誘惑は7つ目のみならず、「貞操を盗む」8つ目の戒めの罪です

③ 出エジプトの際、イスラエルを苦しませて奴隷扱いして、10の災いだけではなく、金銭的なものが要求された 出12:35

など

救いには「赦し」ということは「返還」。これを無視することは律法をなしにし、感情だけの救い。十字架はその返還の働き 

傍観者(ぼうかんしゃ)の責任

申22:1-4

隣人愛は、敵も知らない人も含め、必要な時に人を助ける責任があり、無視することを通して盗むことになる

申22:24 叫び声に答える義務

詩篇50:18 ローマ1:31-32 箴言24:11-12 傍観は同意、認可、賛成することと同じ

1テモテ5:22 早く権威を与えることを通して、その人の罪が自分の罪になる

サマリア人の話 ルカ10:29-37 この話はただ感情で動かされることではなく、律法に従わない律法学者を指摘している

        ルカ11:42が同じような指摘

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お金と測り

レビ19:35-37 >> 申25:13, 15; エゼキエル45:10, 12; ホセア12:8; アモス8:5; ミカ6:10, 11; 箴言11:1, 16:11, 20:10, 23 など

                                      神様から正しい測りがくる

① Caveat Emptor「買主危険負担」は聖書的ではない。売主もそうです。お互いの責任と義務はある

② すべての詐欺はだめです。 測りや数え方はその一つです。

③ 重さの詐欺はお金の詐欺。当時のお金は金属の重さにより、価値が決まっていた 箴言20:10、 箴言20:23

④ アモス8:4-8 貧しい人たちは詐欺に弱くて、正しいものが何かわかる手段がないから

⑤ 長生きの約束がついています 申25:13-15

高利貸し、利息

出22:25-27 レビ25:35-38 申23:19-20

① この三つとも、「貧しい者」「兄弟が貧しくなり。。。」「同胞=兄弟」

② 「利息」そのものは悪くない。罪ではない。

③ 特に出22の部分は労働者の対して給料の前払いに適応していることも解釈できる。

④ 貧困を感じる人へ、チャリティーが定めている。利息分のプレゼント

⑤ イエスは利息について、認可していそう ルカ19:23 マタイ25:27

⑥ 貧しい人に利息とらないことが敬虔の人の品性 詩篇15:5 エレミヤ15:10 箴言28:8

⑦ 安息の年に許されるはず、6年間を超えるローンは安息の律法に反するもの、また

⑧ ここでエジプトから連れ出したことを挙げて、律法の目的は自由にするため

⑨ 担保に使えないもの 申24:6 申24:17-18 申24:10-13 生活の基盤になるもの。これは貸す手も借りる手も守る

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処女降誕(こうたん)と所有権

ルカ1:26-38 (27節 「ダビデの子孫」 32-33節「永遠にヤコブの家を治めて、その国に終わりはない」)

マリアの祈り ルカ1:45-56 ほぼ全部が旧約聖書の約束を引用している

① イエスキリストはイスラエルの王、ダビデの御座を永遠に受け継いだ。

② ダビデに約束されたもの(イスラエルの地も)イエスに所有権が与えられている

③ マタイ21:43 「実がなる民」、信仰の民に渡されている

④ 御国の民でいる私達は、その国を期待し、その律法に従う

⑤ 主は主のブドウ園から泥棒を投げ捨てる マタイ21:33-44

処女降誕はイエスの所有権を強調する真理です。

他の盗み

詐欺

労働基準

什一献金

刑務所(聖書にイスラエル以外の国にあるが、イスラエルにない。

      聖書は、被害者の回復と返還を重視。加害者の罰や復帰は目的ではない)

不公正 出23:3,6,8 レビ19:15 申16:19-20など、裁判の判決は公正でないといけない
      黄金のルール マタイ7:12 その反対も オバデヤ15など


リーディングプラン権威と服従 9章

リーディングプラン

権威と服従 9章

質問

①シングルなら、結婚の準備として、どのように成長したいですか。既婚者なら、どのように夫婦として成長したいですか。

②レビ19:35-36、マタイ7:2、ルカ6:38、1テモテ5:17-18を読んで、「忠実なはかり」について述べてください。


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出20:16 隣人に関して偽証してはならない。

肯定的に言い換えて「全ての時、全てのことについて、全ての人に対して正直に答えなさい」????そうではない

ラハブのウソ 真の信仰 (ヤコブ2:25、へブル11:31、マタイ1:5)
アブラハムとイザークのウソ (創12:11-13, 15-20; 20:2-18; 26:6-7, 10-16)
エジプトの助産婦のウソ(出1:17,20-21)

ここの正直は自分のプライバシーを開くことではなく、隣人について正しい証言
箴言11:13

でも神はウソが嫌い、サタンは「ウソの父」 レビ19:11; 箴言6:16-19; 12:22; コロサイ 3:9; ヨハネ8:44; 使徒5:3
と同時に、神はウソの霊を遣わした 1列22:22-23

抽象的な論理の「正直さ」ではない。

その正直さによって人は不適切な損害を負うなら、違います。見ていきましょう

パリサイ人の課題 律法を救いの道にし、そして律法の解釈を優先しました
 機能が違うから、解釈が違って、意味が違ってきた

反対に、多くの教会の課題 「律法は関係ない」(正義のバイキング)
  沢山の働き、長い祈り、聖霊の体験などを聖さの道にしてしまう

律法ない聖さはありませんが、その道は十字架による新しく生まれること

レビ19:2 ローマ3:31

偽りの預言者 出18:9-22 

黙2:24 (霊的な戦い? 地図? 支配の霊?)

完全な勝利 ローマ16:20 1ヨハネ5:4 ヨハネ11:47-53

証言は複数の人による

申19:15; 17:6; 民35:50; マタイ18:15-16; 2コリント13:1; 1テモテ5:19; へブル10:28など

証言の免除 自分、医者、牧師、弁護士、配偶者など

でも犯罪の目撃者は証言しないと、同じ仲間になる 詩篇50:18

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イエスは「忠実な証人」 黙1:5-6, 3:14

人間の罪の目撃者、贖い・救いと裁き・処刑を扱い、執行するにふさわしい

出23:1-9

裁判における証言のみならず、コミュニティにも、偽証はいけない

第三戒め、神についても = 第九戒め、人についても

完全な「表現の自由」は自由ではない。偽証、中傷、嘘つきは訴追すべき
この中にも「報道の自由」。傾向の強いものは偽証です。(NHK?)

箴言6:16-19

神様の嫌いなもの7つ。。。考え→言葉→行動により、敵対心を育つ
悪口、中傷は重要です。

偽証は自分の責任、自分の有罪を隠すことにつながっている 創3:9-13
それはサタン(嘘の父)の働き ヨハネ8:44

ゴシップを聞いて、その始まりを隠すことは、その一部となる

結婚の中の悪口

申22:13-21 外に話すことで、必ず、どちらかは有罪。この判例では、夫が有罪の場合の罰は大きすぎて、妻の奴隷になる

夫は妻に、妻は夫に、良い言葉が定めている。一番の「隣人」は配偶者

ちなみに、お互いの言葉がここまで厳しく裁かれるゆえ、DVはもっと厳しい

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ゴシップ

レビ19:16-17 マタイ18:15-17

第九戒めの肯定的な言い換えは「責任をもって、言葉をつかえ」、「言葉にたいする責任を持ちなさい」

偽証は言う人の死、許す社会の死、隣人の殺人。

偽証は盗み

レビ19:11 コロサイ3:9-10 エペソ4:25

箴11:9 テトス3:1-2 エペソ4:29 ヤコブ4:11 箴10:18 詩101:5

盗みのみならず、殺人 箴11:9

聖書がだめといっている、中傷・悪口  マタイ12:36

ルカ6:41-45 詩109:3 1テモテ5:13 箴11:9 詩50:19-20 黙12:10 詩52:4 箴10:18 テトス2:3 1テモテ3:11 マタイ26:60 ユダ8 ローマ3:8 2コリント6:8 詩38:12; 108:2 1ペテロ4:4 詩15:1,3; 34:13; 1ペテロ2:12; 3:10; 3:16 エペソ4:31 テトス3:1-2; 1コリント4:13 マタイ5:11 箴16:28; 18:8; 26:22; 26:20; 6:19; 詩31:13 エゼキエル2:9 ヤコブ3:1-12 黙22:14-15


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この戒めは他のより、「隣人」が中心

申命記の方は2つ違う動詞が使われている

①タモッド 感情的に欲しがる

②ティタウェ 行為的に欲しがる

 

出20:17 あなたの隣人の家を欲しがってはならない。すなわち隣人の妻、あるいは、その男奴隷、女奴隷、牛、ろば、すべてあなたの隣人のものを、欲しがってはならない。
申5:21 あなたの隣人の妻を欲しがってはならない。あなたの隣人の家、畑、男奴隷、女奴隷、牛、ろば、すべてあなたの隣人のものを、欲しがってはならない。

“Coveting”「欲しがる」って? 感情ではない。行動です。
マルコ10:19 戒めはあなたもよく知っているはずです。『殺してはならない。姦淫してはならない。盗んではならない。偽証を立ててはならない。欺き取って(奪い取って [共同訳])はならない。父と母を敬え。』

NT References: Hebrews 13:5, Ephesians 5:5, Luke 12:15

比較: 悪いcovet ハバクク2:9  良いcovet 1コリント12:31

判例法 

マタイ5:21-22、27-28 怒り、見る目

ローマ7:7; 13:9(「むさぼるな」) 細かすぎる契約書、訴える社会、共産主義

「Covet」の定義 人が正式な理由で所有している「特権」を拒否すること 

ブドウ園の主の給料 マタイ20:15

欲しがることは偶像礼拝の一種 エペソ5:5 自分を変えることなく、自分の住む世界を変えようとする マタイ20:15

第二板のまとめ

第二板のまとめ


リーディングプラン権威と服従 10章

リーディングプラン

権威と服従 10章

質問

①自分の信仰とイエスがしてくれたことについて、人のこと恐れて偽証することありますか。

②聖書が教えている良い「欲しがる」と悪い「欲しがる」について述べてください。


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The Third Tablet: Luke 16:16 … five commands on the third tablet:

イエスは近づいて来て、彼らにこう言われた。「わたしには天においても、地においても、いっさいの権威が与えられています。それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。そして、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け、また、わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。」

— マタイ28:18-20

それから、イエスは彼らにこう言われた。「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。信じてバプテスマを受ける者は、救われます。しかし、信じない者は罪に定められます。信じる人々には次のようなしるしが伴います。すなわち、わたしの名によって悪霊を追い出し、新しいことばを語り、蛇をもつかみ、たとい毒を飲んでも決して害を受けず、また、病人に手を置けば病人はいやされます。」

— マルコ16:15-18

さて、そこでイエスは言われた。「わたしがまだあなたがたといっしょにいたころ、あなたがたに話したことばはこうです。わたしについてモーセの律法と預言者と詩篇とに書いてあることは、必ず全部成就するということでした。」 そこで、イエスは、聖書を悟らせるために彼らの心を開いて、こう言われた。「次のように書いてあります。キリストは苦しみを受け、三日目に死人の中からよみがえり、その名によって、罪の赦しを得させる悔い改めが、エルサレムから始まってあらゆる国の人々に宣べ伝えられる。あなたがたは、これらのことの証人です。さあ、わたしは、わたしの父の約束してくださったものをあなたがたに送ります。あなたがたは、いと高き所から力を着せられるまでは、都にとどまっていなさい。」

— ルカ24:44-49

その日、すなわち週の初めの日の夕方のことであった。弟子たちがいた所では、ユダヤ人を恐れて戸がしめてあったが、イエスが来られ、彼らの中に立って言われた。「平安があなたがたにあるように。」こう言ってイエスは、その手とわき腹を彼らに示された。弟子たちは、主を見て喜んだ。イエスはもう一度、彼らに言われた。「平安があなたがたにあるように。父がわたしを遣わしたように、わたしもあなたがたを遣わします。」そして、こう言われると、彼らに息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさい。あなたがたがだれかの罪を赦すなら、その人の罪は赦され、あなたがたがだれかの罪をそのまま残すなら、それはそのまま残ります。」

— ヨハネ20:19-23

そこで、彼らは、いっしょに集まったとき、イエスにこう尋ねた。「主よ。今こそ、イスラエルのために国を再興してくださるのですか。」イエスは言われた。「いつとか、どんなときとかいうことは、あなたがたは知らなくてもよいのです。それは、父がご自分の権威をもってお定めになっています。しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。」こう言ってから、イエスは彼らが見ている間に上げられ、雲に包まれて、見えなくなられた。イエスが上って行かれるとき、弟子たちは天を見つめていた。すると、見よ、白い衣を着た人がふたり、彼らのそばに立っていた。そして、こう言った。「ガリラヤの人たち。なぜ天を見上げて立っているのですか。あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、天に上って行かれるのをあなたがたが見たときと同じ有様で、またおいでになります。」

— 使徒1:6-11 


 イエス 律法の満たし

マタイ5:17-20 律法はなくならない 

イエスは正しい御国の王、御国を聖めるために来た マタイ3 ルカ3

サタンの誘惑は律法が前提。律法が関係ない誘惑に対して、全ての答えは律法

マタイ5~7書の山の説教とモーセの比較。
キリストは王であり、律法を与えるもの
モーセは「主は仰せられる」、イエスは「私は言います」
申命記は祝福と呪い、イエスは恵みを伝える「Beattitudes」
他に救い道はない 使徒4:12 
イエスは「権威を持つ」もののように教えて驚かれた マタイ7:29

ヨハネ8:1-11      

律法からの参考 民数記5:11-31
①民5:17イエスは「きよい水を土の器に」
②民5:17「幕屋(宮)の床にあるちりを取り」
③民5:23「呪いを書き」
④民5:21-22「女(イスラエルの律法学者)に呪いの誓いを誓わせ」飲ませる

(ヨハネ8:7-9)裁判しろと、裁判された人はみんな去った。

①律法学者、誰一人も、残らなかった。民法上、刑法上、彼女に対する証人がいないので裁かれない
②道徳的に「罪を犯してはなりません」と言っておくイエス様、「主」と呼ぶ女

レビ記14:33-45

家が腐った場合(患部ができた)、祭司は三回確認します。

一回目 36~38節 家を空っぽにして、汚れていることが確認できたらそのあとに戻る
 マタイ21:12-13

二回目 39~42節 戻った時に腐ったままであれば、石をとりだすように命じる
 マタイ24:1-2

三回目 43~45節 それでも生えてくる場合、完全に破壊し、その材料まで汚れているものとする
 70年 神殿破壊

これらの例の他にも沢山あります。イエスは著者で完成者です。


リーディングプラン権威と服従 11章

リーディングプラン

権威と服従 11章

質問

①大宣教命令5つを読んで、クリスチャンにとってどのように宣教すべきだと思いますか。あなたは大宣教命令に従順でしょうか。

②詩篇119編をもう一度読んで、聖書律法は自分とどのような関係にあるかについて述べてください。