申命記5:12-15
安息日を守ってこれを聖別せよ。
あなたの神、主が命じられたとおりに。 六日の間働いて、何であれあなたの仕事をし、七日目は、あなたの神、主の安息日であるから、いかなる仕事もしてはならない。
あなたも、息子も、娘も、男女の奴隷も、牛、ろばなどすべての家畜も、あなたの町の門の中に寄留する人々も同様である。
そうすれば、あなたの男女の奴隷もあなたと同じように休むことができる。あなたはかつてエジプトの国で奴隷であったが、あなたの神、主が力ある御手と御腕を伸ばしてあなたを導き出されたことを思い起こさねばならない。そのために、あなたの神、主は安息日を守るよう命じられたのである。
「安息の目的は人間の贖いの休息 」
出エジプト記20:8-11
安息日を覚えて、これを聖なる日とせよ。
六日間、働いて、あなたのすべての仕事をしなければならない。しかし七日目は、あなたの神、主の安息である。あなたはどんな仕事もしてはならない。――あなたも、あなたの息子、娘、それにあなたの男奴隷や女奴隷、家畜、また、あなたの町囲みの中にいる在留異国人も。――
それは主が六日のうちに、天と地と海、またそれらの中にいるすべてのものを造り、七日目に休まれたからである。それゆえ、主は安息日を祝福し、これを聖なるものと宣言された。
「安息の模範は神の創造の休息」
安息は人間の自由に反するものではなく、
安息の戒めは人間を自由にするもの!
分析
1.安息日は「礼拝するため」ではなく、「休息するため」です
礼拝と休息は同一ではないが、休息は神への信頼を表す(マンナ 出16:14-36)
2.安息日の律法は厳しく休息を強制させる
判例法
1.総合的に仕事をやめるべき(出20:8-11; 34:21; レビ23:3; 申5:12-15; エレミヤ17:22)
2.扉は閉めるべき(ネヘミヤ13:19)
3.外出はやめるべき(出16:29)
4.ロバに重荷をのせるな(ネヘミヤ13:15)
5.物を運ぶな(エレミヤ17:21-22)
6.火をつけるな(出35:3)
7.ネヘミヤ13:15
8.安息は「人間を贖うため」ので命を助けることはできます(マルコ3:4 ルカ6:9など)
分析
3.新約聖書でペナルティの話は一切ない。(コロサイ2:16-17)
4.旧約の安息はエジプトから出れた記念
クリスチャンの礼拝の日は復活の日とペンテコステの日、日曜日です。
5.旧約の安息日は「土曜日」ではなかった (毎年、一日ずれるパターン)
6.様々な安息の長さがある
一日 (出20:8-11; 申5:12-15) 二日(レビ23:15,16, 21) 一年(レビ25:4, 8) 二年 (レビ25:8-12) 70年間 (2歴36:21)
判例法
マルコ2:27-28
1.安息の目的は「礼拝」より「休息」
2.「人間のみ」ではなく、「人間中心」。
でも家畜や土地にも休息が7年目に定めている 出23:10-11; レビ25:1-7; 25:20-22
また50年目に「ヨベルの年」(Jubilee)レビ25:8-17... 9節*
3.すべてのものは、休まないと劣化して、死にます。(土地も、動物も、人間も) このように、安息の律法に定めた死刑は継続しています(エゼキエル20:10-13)
4.安息の原則の一つは「赦し」です。(比較 マタイ6:12 = 申15:1-6) 神の目的は負債のない社会、貧しさのない社会。この律法だけにそれが可能です。神の律法は人間に対して愛を示すものです。
5.安息は過去をみて「模範と信仰」、
天を仰いで「恵みと勝利」、
将来を望んで「完了と希望」
6. 仕事との関係
出「六日間、働いて、あなたのすべての仕事をしなければならない。 」
申「六日の間働いて、何であれあなたの仕事をし…」
詩篇24:1
安息をとることは、仕事も、休息も、神様に聖別する行為、人生をエデンの聖約の形に回復させる(創1:28)
安息と権威
聖なる休息として、安息は、服従すること、神の権威を認めること(参考 ルツ3:1)
1.休息は権威の元にいるからとれる
2.聖別されていることは、聖約の印
3.主に聖別されている、神様の権威に服従しているから、「主」です
1.毎週の安息日
2.新月の安息(仕事は禁じていないが、礼拝が定められた)、新年も(ラッパの祭)
3.安息の年、ヨベルの年(すべての負債が許される)
4.過ぎ越しの祭り
5.種なしパンの祭り(7日間)
6.ペンテコステ(過ぎ越しから50日目)
7.幕屋の祭り(7日間 レビ23:36,42)
1.権威の下にいる、主の主権を認めるためには、必ず「教え」が必要です。使徒15:21
2.安息日と「主の日」は深い関係持ちながらも、違うものを指します。コロサイ2:16-17
(人が前に立っているのに、影で見た目を判断しない)へブル10:25
3.へブル3:7-4:11
1.安息は永遠から、永遠に定めて、永遠のものを指している
2.将来に生きる(今あるものを管理しないと安息の年は生活ができないため)
質問
①クリスチャンとして生きることにおいて、主の名を代表する意識する時はいつですか。
②安息を覚えて、守って、聖なる日とし、聖別していますか。