出エジプト記20:7
あなたは、あなたの神、主の御名を、みだりに唱えてはならない。主は、御名をみだりに唱える者を、罰せずにはおかない。
分析
1.「みだりに」唱えること、 「みだりに」誓うことが禁じられて、 唱えたり、誓ったり、そのものは禁じていない。
2.「みだりに」とは「正当な理由や資格なく行うさま」。神の権威を無視してはならない。
3.正当な理由あっても呪うこと(ののしること)は、親だけはしていけない。出21:17 – 親について、子供は従う、大人は敬う、でもどの年でも呪うことは権威の原則に反する行為
4.冒涜(ぼうとく)は、御名をみだりに唱えることだけではなく、神に対する不敬的な、反逆的な言葉。イザ52:5,黙16:9,レビ24:16
5.社会の墜落の計り: 主の名>聖なるもの>性的な言葉>汚れたもの
何を唱える?何によって誓う? みだりにとることは、不敬な行為
6.肯定的に言い換えれば「主の御名を正義に、正しくとなえるべし」 また、否定的に言い換えれば「主の御名以外を唱えてはいけない」
第三戒めと第九戒めの関係(社会の法律に関わる位置)
1.神に対して、人に対して、言葉に対する注意
2.民法においても、第三戒め、自分より上の権威を唱えることが証明につながるし、なければ人間の意志でやめたりすることに問題ない 例)結婚の誓い
3.その社会の基礎になるものにつながっているので、偽りの誓いの軽さは社会の基礎の硬さにつながります。マタイ5:33-37, 詩15:1-4 例)口頭同意 (クリスチャンのすべての言葉は「主の御名をとなえている」)
誓いと礼拝の関係
イザヤ45:23
1.誓いは、自分の上にある権威の認識を表す。
呪うこと、みだりな誓い=人殺し、奴隷、誘拐
出21:12-14, 15-17
【悪に対してどうします?】 マタイ5:38-42 ????
政府に対する反応(ローマ13:1-2)
宗教活動を禁じる法律(使徒5:29)
1.権威を無視することは、神の権威に対する反逆
2.ただし、すべての権威の元は神
3.私たちは神の権威を解釈する立場にいない
4.私たちは正義を求める権威、悪に立ち向かう権威が限られている
主の御名
神の名はその存在(肩書、地位、権威、行為など)を表します。
יהוה
出3:14 「有ってある」=「存在する」「息をする=生きる」
参考 主の名前