支配について
創1:26-27 作られた人間の「支配」は神の権威の元。
創3:5 墜落後の人間の支配は神になろうとし、「善悪」を自分で決める(すなわち、自分で律法を決める)
「謙遜」 民12:3 マタイ5:5 [神様に対して]謙遜(柔和)な人 マタイ11:29
謙遜な人は、神の権威(支配)に服従するもの=自分に対する支配(自制)=世を支配するにふさわしい
「その人は地を相続する」 >> 「地は主のもの」(出9:29など) 人間には「支配権」、神には「主権」を持つ
盗み
出20:15 申5:19
他の人の所有物を自由な同意なしと取り上げる。所有物に傷をつけたり、壊したりすることも。所有権の対象のものも。
被害者が気づかなくても、盗み(支払わない入場料など)。加害者の意図も関係ない。
① 盗み
② 盗んでいる団体の一員
③ 政府の盗み 法律が人の所有権を侵害する場合でも、インフレーションでも (アベノミクス)
④ 詐欺 偽造物販売など
など
盗むことは、まず神の秩序(ちつじょ)に反するものとして、人より先に神に対する罪
所有権と富
箴言13:11 申8:17-18 詩篇112:3 ヤコブ5:1-6 箴言10:22
働くことが重要 エペソ4:28 仕事は盗みの反対。そして、自分を養う他、人を助ける目的がある
聖書的な所有権の得方
① 仕事
② 相続
③ プレゼント
ローマ13:8-10 律法を全うことは、隣人愛なので、チャリティーも含まれる。人の必要を満たす
返還と赦し
「罪が許される」という勘違いの危険性。律法から自立して、自分で善悪を決めることは、神に反逆すること、自分を神にする罪はイエスの十字架で代価払われたが、罪を犯す度にイエスを十字架につける行為をしていることは、無意識になってしまうとだめ。罪が消されるためには、新しく作り変える必要があった。2コリント5:17
赦しは返還が伴う。7x70回赦すが、加害者の復帰には返還も必要です:
① 神への回復 選ばれたものとして、イエスの赦し
マタイ 9:2, 5; マルコ 2:5, 9; 3:28; 4:12;ルカ 5:20, 23; 7:47-48; ローマ 4:7; コロサイ 2:13; ヤコブ 5:15; 1ヨハネ2:12, など
② 人間の間 出22:1-17
1. 1節 現在のみならず、将来のロスへのも「賠償」(倍償?)。。。倍返しではなく、4~7倍返し
2. 2-3節 泥棒から身を守り、殺してしまったことは罪ではない。泥棒が返還する。払えない場合、労働させて払い返す
3. 4節 盗んだものを持ったまま見つかったら、倍返し 1万円分盗んだら、1万円+1万年を返す
4. 5-6節 他人の所有権を侵害する行為は盗み。生産物の傷は将来の実りに対する損害の賠償
5. 7-13節 管理の委託について。(保管してもらうときの定め)
6. 14-15節 レンタル・ローン 管理者の責任。。。だれの責任のもとが重要
7. 16-17節 誘惑は7つ目のみならず、「貞操を盗む」8つ目の戒めの罪です
③ 出エジプトの際、イスラエルを苦しませて奴隷扱いして、10の災いだけではなく、金銭的なものが要求された 出12:35
など
救いには「赦し」ということは「返還」。これを無視することは律法をなしにし、感情だけの救い。十字架はその返還の働き
傍観者(ぼうかんしゃ)の責任
申22:1-4
隣人愛は、敵も知らない人も含め、必要な時に人を助ける責任があり、無視することを通して盗むことになる
申22:24 叫び声に答える義務
詩篇50:18 ローマ1:31-32 箴言24:11-12 傍観は同意、認可、賛成することと同じ
1テモテ5:22 早く権威を与えることを通して、その人の罪が自分の罪になる
サマリア人の話 ルカ10:29-37 この話はただ感情で動かされることではなく、律法に従わない律法学者を指摘している
ルカ11:42が同じような指摘
お金と測り
レビ19:35-37 >> 申25:13, 15; エゼキエル45:10, 12; ホセア12:8; アモス8:5; ミカ6:10, 11; 箴言11:1, 16:11, 20:10, 23 など
神様から正しい測りがくる
① Caveat Emptor「買主危険負担」は聖書的ではない。売主もそうです。お互いの責任と義務はある
② すべての詐欺はだめです。 測りや数え方はその一つです。
③ 重さの詐欺はお金の詐欺。当時のお金は金属の重さにより、価値が決まっていた 箴言20:10、 箴言20:23
④ アモス8:4-8 貧しい人たちは詐欺に弱くて、正しいものが何かわかる手段がないから
⑤ 長生きの約束がついています 申25:13-15
高利貸し、利息
出22:25-27 レビ25:35-38 申23:19-20
① この三つとも、「貧しい者」「兄弟が貧しくなり。。。」「同胞=兄弟」
② 「利息」そのものは悪くない。罪ではない。
③ 特に出22の部分は労働者の対して給料の前払いに適応していることも解釈できる。
④ 貧困を感じる人へ、チャリティーが定めている。利息分のプレゼント
⑤ イエスは利息について、認可していそう ルカ19:23 マタイ25:27
⑥ 貧しい人に利息とらないことが敬虔の人の品性 詩篇15:5 エレミヤ15:10 箴言28:8
⑦ 安息の年に許されるはず、6年間を超えるローンは安息の律法に反するもの、また
⑧ ここでエジプトから連れ出したことを挙げて、律法の目的は自由にするため
⑨ 担保に使えないもの 申24:6 申24:17-18 申24:10-13 生活の基盤になるもの。これは貸す手も借りる手も守る
処女降誕(こうたん)と所有権
ルカ1:26-38 (27節 「ダビデの子孫」 32-33節「永遠にヤコブの家を治めて、その国に終わりはない」)
マリアの祈り ルカ1:45-56 ほぼ全部が旧約聖書の約束を引用している
① イエスキリストはイスラエルの王、ダビデの御座を永遠に受け継いだ。
② ダビデに約束されたもの(イスラエルの地も)イエスに所有権が与えられている
③ マタイ21:43 「実がなる民」、信仰の民に渡されている
④ 御国の民でいる私達は、その国を期待し、その律法に従う
⑤ 主は主のブドウ園から泥棒を投げ捨てる マタイ21:33-44
処女降誕はイエスの所有権を強調する真理です。
他の盗み
詐欺
労働基準
什一献金
刑務所(聖書にイスラエル以外の国にあるが、イスラエルにない。
聖書は、被害者の回復と返還を重視。加害者の罰や復帰は目的ではない)
不公正 出23:3,6,8 レビ19:15 申16:19-20など、裁判の判決は公正でないといけない
黄金のルール マタイ7:12 その反対も オバデヤ15など
質問
①シングルなら、結婚の準備として、どのように成長したいですか。既婚者なら、どのように夫婦として成長したいですか。
②レビ19:35-36、マタイ7:2、ルカ6:38、1テモテ5:17-18を読んで、「忠実なはかり」について述べてください。