弟子への手紙
著者別
パウロ テモテ(1&2)、テトス、ピレモン、ヘブル※
ヤコブ
ペテロ (1&2)
ヨハネ (1~3)
ユダ
※ヘブルについてはパウロが著者だったことは紀元後300年ぐらいから問われましたが、その中でもパウロは元々ヘブライ語で書いて、ルカがそれをギリシャ語に訳した説も有効的であり、どちらにしてもパウロの思想が含まれていることが明確です。
パウロの手紙
第一テモテ
著作年 55年秋
テモテがエペソの教会の牧者だった時に書かれていた、リーダーのため
エペソ書の「Why?」「What?」に対しての「How?」
概要
1. しっかりした教え 律法と恵み 1
2. 敬虔と真実な生き方 2~3
- 祈り 2:1-8
- 結婚生活 2:9-15
- 監督 (牧者) 3:1-17
- 執事 (サポートする人) 3:8-13
3. パウロの教え全体のまとめ 3:14-4:5
4. 教会のリーダー 4:6-6:21
- リーダーとは 4:6-16
- コミュニティとは 5:1-6:2
-- 女性へ 5:3~16
-- 社会人へ 6:1~2
-- お金持ちへ 6:6~6:19
私は、近いうちにあなたのところに行きたいと思いながらも、この手紙を書いています。それは、たとい私がおそくなったばあいでも、神の家でどのように行動すべきかを、あなたが知っておくためです。神の家とは生ける神の教会のことであり、その教会は、真理の柱また土台です。確かに偉大なのはこの敬虔の奥義です。「キリストは肉において現われ、霊において義と宣言され、御使いたちに見られ、諸国民の間に宣べ伝えられ、世界中で信じられ、栄光のうちに上げられた。」しかし、御霊が明らかに言われるように、後の時代になると、ある人たちは惑わす霊と悪霊の教えとに心を奪われ、信仰から離れるようになります。それは、うそつきどもの偽善によるものです。彼らは良心が麻痺しており、結婚することを禁じたり、食物を断つことを命じたりします。しかし食物は、信仰があり、真理を知っている人が感謝して受けるようにと、神が造られた物です。神が造られた物はみな良い物で、感謝して受けるとき、捨てるべき物は何一つありません。神のことばと祈りとによって、聖められるからです。
-- 1テモテ3:14-4:5
第二テモテ
著作年 58年秋
弟子に最後に残す言葉:
①福音のために戦って、守ってください
②義を求め続ける
③しっかりした教えに立つ
④み言葉を語る
概要
1. 福音を守り、保つ 1
2. 福音のためにたたき、苦しむ 2:1-13
3. 敬虔を求める 2:14-16
4. しっかりした教えに立つ 3
5. み言葉を語る!
テトス
著作年 57年春後半
クレタ島に必要のは従順と文化を覆す教会を開拓するように
概要
1. 文化を覆すリーダーの任務 1
2. 文化を覆す教会のあるべき姿 2:1-10
3. 文化を覆す教会の存在目的2:11-3:15
私たちも以前は、愚かな者であり、不従順で、迷った者であり、いろいろな欲情と快楽の奴隷になり、悪意とねたみの中に生活し、憎まれ者であり、互いに憎み合う者でした。しかし、私たちの救い主なる神のいつくしみと人への愛とが現われたとき、神は、私たちが行なった義のわざによってではなく、ご自分のあわれみのゆえに、聖霊による、新生と更新との洗いをもって私たちを救ってくださいました。神は、この聖霊を、私たちの救い主なるイエス・キリストによって、私たちに豊かに注いでくださったのです。それは、私たちがキリストの恵みによって義と認められ、永遠のいのちの望みによって、相続人となるためです。これは信頼できることばですから、私は、あなたがこれらのことについて、確信をもって話すように願っています。それは、神を信じている人々が、良いわざに励むことを心がけるようになるためです。これらのことは良いことであって、人々に有益なことです。
-- テトス3:3-8
ピレモン
著作年 58年夏
オネシモはピレモンの奴隷で、逃げました。
ピレモンはコロサイで、パウロと出会い救われ、の教会のリーダーになった(ピレモン2、コロサイ4:17)
その後パウロはオネシモと出会い、福音を伝えて、オネシモが弟子になり、パウロの助けをする。
パウロがコロサイに手紙を送るとき、オネシモが持って行った。
逃げた奴隷は死刑を受けるべきだが、パウロが許すように願う。
奴隷としてではなく、兄弟として受け入れてくださいって。
ヘブル
著作年 67年
旧約聖書から見て、イエスこそキリスト、そして、イエスの本質について。
天使より優れた王、モーゼより優れた神の子、ヨシュアより優れた救い主、アーロンより優れた祭司
信仰への勧め 11
ヤコブ
著作年 47~48年
概要
1. 難しい状況においても 1:1-20
2. 誠の宗教とは 1:21-27
3. 神の好意と裁き 2:1-13
4. 信仰と働き 2:14-26
5. 教師と舌について 3
6. 神への服従 4:1-5:6
7. 強さと期待 5:7-20
質問
①1,2ペテロ、1,2,3ヨハネ、ユダの概要を作って提出してください。