教会への手紙
この恵みは、聖なる者たちすべての中で最もつまらない者であるわたしに与えられました。わたしは、この恵みにより、キリストの計り知れない富について、異邦人に福音を告げ知らせており、すべてのものをお造りになった神の内に世の初めから隠されていた秘められた計画が、どのように実現されるのかを、すべての人々に説き明かしています。
—エペソ3:8-9
ローマ
著者 パウロ
著作年 57年前半
概要
挨拶 1:1-17
福音
- 罪によって神から離れている 1:18-3:20
- イエスが神と和解させてくれた 3:21-5:21
- 聖霊によって罪人から神の子に変えられる 6-8
- 救いの計画によって、神へ栄光が返される 9-11
福音に対する応答(適応・習慣) 12-15
ローマのクリスチャンのために具体的な挨拶 16
有名なテーマ
まず第一に、あなたがたすべてのために、私はイエス・キリストによって私の神に感謝します。それは、あなたがたの信仰が全世界に言い伝えられているからです。私が御子の福音を宣べ伝えつつ霊をもって仕えている神があかししてくださることですが、私はあなたがたのことを思わぬ時はなく、いつも祈りのたびごとに、神のみこころによって、何とかして、今度はついに道が開かれて、あなたがたのところに行けるようにと願っています。私があなたがたに会いたいと切に望むのは、御霊の賜物をいくらかでもあなたがたに分けて、あなたがたを強くしたいからです。というよりも、あなたがたの間にいて、あなたがたと私との互いの信仰によって、ともに励ましを受けたいのです。兄弟たち。ぜひ知っておいていただきたい。私はあなたがたの中でも、ほかの国の人々の中で得たと同じように、いくらかの実を得ようと思って、何度もあなたがたのところに行こうとしたのですが、今なお妨げられているのです。私は、ギリシヤ人にも未開人にも、知識のある人にも知識のない人にも、返さなければならない負債を負っています。ですから、私としては、ローマにいるあなたがたにも、ぜひ福音を伝えたいのです。私は福音を恥とは思いません。福音は、ユダヤ人をはじめギリシヤ人にも、信じるすべての人にとって、救いを得させる神の力です。なぜなら、福音のうちには神の義が啓示されていて、その義は、信仰に始まり信仰に進ませるからです。「義人は信仰によって生きる。」と書いてあるとおりです。
-- ローマ1:8-17
私の兄弟たちよ。あなたがた自身が善意にあふれ、すべての知恵に満たされ、また互いに訓戒し合うことができることを、この私は確信しています。ただ私が所々、かなり大胆に書いたのは、あなたがたにもう一度思い起こしてもらうためでした。それも私が、異邦人のためにキリスト・イエスの仕え人となるために、神から恵みをいただいているからです。私は神の福音をもって、祭司の務めを果たしています。それは異邦人を、聖霊によって聖なるものとされた、神に受け入れられる供え物とするためです。それで、神に仕えることに関して、私はキリスト・イエスにあって誇りを持っているのです。私は、キリストが異邦人を従順にならせるため、この私を用いて成し遂げてくださったこと以外に、何かを話そうなどとはしません。キリストは、ことばと行ないにより、また、しるしと不思議をなす力により、さらにまた、御霊の力によって、それを成し遂げてくださいました。その結果、私はエルサレムから始めて、ずっと回ってイルリコに至るまで、キリストの福音をくまなく伝えました。
-- ローマ15:14-19
ローマの道 (Roman Road)
3:10 義人はいない。ひとりもいない。
3:23 人は皆、罪を犯して神の栄光を受けられなくなっていますが、
6:23 罪が支払う報酬は死です。しかし、神の賜物は、わたしたちの主キリスト・イエスによる永遠の命なのです。
5:8 しかし、わたしたちがまだ罪人であったとき、キリストがわたしたちのために死んでくださったことにより、神はわたしたちに対する愛を示されました。
10:9 なぜなら、もしあなたの口でイエスを主と告白し、あなたの心で神はイエスを死者の中からよみがえらせてくださったと信じるなら、あなたは救われるからです。
10:10 人は心に信じて義と認められ、口で告白して救われるのです。
10:13 主の御名を呼び求める者は、だれでも救われる。
コリントの手紙
1コリント
著者 パウロ
著作年 55年春
概要
1. 挨拶と励み 1:1-9
2. 未熟さを指摘 1:10-6:20
- リーダーシップに反対すること 1:10-4:21
- 性的な罪に対する軽さ、法的な訴えあい 5-6
3. 前の手紙に触れた課題をより具体的 7-10
- 結婚、離婚など 7
- 偶像礼拝に使われた肉を食べる事 8-10
4. もう少し順序へ
- 頭の飾りと権威について 11:1-16
- 聖餐式 11:17-34
- 霊的な賜物 12-14
- 復活について 15
- お互いの挨拶について 16
有名なテーマ
教会生活について
悔い改めの実
賜物
どの霊的な賜物に勝る愛
聖餐式 11:23-26...
愛 13
2コリント
著者 パウロ
著作年 56年前半
概要
1. パウロとコリントの教会の和解 1-2
2. パウロの使徒としての働き 3-6
3. パウロの信頼と喜び 7
4. エルサレムへの献金 8-9
5. パウロの使徒としての権威 10-13
有名なテーマ
私たちの関係は大丈夫だよ
来てないのは、来たくない来たくないという事ではなく来れてないなだけ
エルサレムへサポートし続けてね
私の手紙の強さと実際にあうとの差について
天国の幻 12:1-10
ガラテヤ
著者 パウロ
著作年 56年後半
概要
1. ガラテヤで福音の誤解 1:1-10
2. 律法対恵みの対決 1:11-2:21
3. 信仰による救い、働きによる救い 3
4. 奴隷と、子でいる相続人 4
5. 肉体の欲望(罪)、御霊の実 5
6. クリスチャンのコミュニティのあるべき姿 6
有名なテーマ
ミニローマ書
律法に戻そうとすることについて
自由だ!罪や律法から自由だ!
御霊の実
私は言います。御霊によって歩みなさい。そうすれば、決して肉の欲望を満足させるようなことはありません。なぜなら、肉の願うことは御霊に逆らい、御霊は肉に逆らうからです。この二つは互いに対立していて、そのためあなたがたは、自分のしたいと思うことをすることができないのです。しかし、御霊によって導かれるなら、あなたがたは律法の下にはいません。肉の行ないは明白であって、次のようなものです。不品行、汚れ、好色、偶像礼拝、魔術、敵意、争い、そねみ、憤り、党派心、分裂、分派、ねたみ、酩酊、遊興、そういった類のものです。前にもあらかじめ言ったように、私は今もあなたがたにあらかじめ言っておきます。こんなことをしている者たちが神の国を相続することはありません。しかし、御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制です。このようなものを禁ずる律法はありません。キリスト・イエスにつく者は、自分の肉を、さまざまの情欲や欲望とともに、十字架につけてしまったのです。もし私たちが御霊によって生きるのなら、御霊に導かれて、進もうではありませんか。
-- ガラテヤ5:16-25
エペソ
著者 パウロ
著作年 58年夏後半
概要
1. キリストによる使命 1-3
- キリストによるアイデンティティ 1
- キリストによる恵み 2:1-10
- キリストによる平安 2:11-22
- パウロの使命 3:1-13
- パウロの祈り 2:14-21
2. キリストによる歩み 4-6
- 一致の歩み 4:1-16
- この世と違った歩み 4:17-31
- 注意深い歩み 5:1-21
- 愛の歩み 5:22-6:9
- 歩めない時は、立つ 6:10-24
有名なテーマ
恵み 2:8-9; 4:25-32
平安 2:14; 4:3
愛 2:4; 1:15; 3:17; 5:2
4:1「使命に相応しく歩みなさい」
神の防具
終わりに言います。主にあって、その大能の力によって強められなさい。悪魔の策略に対して立ち向かうことができるために、神のすべての武具を身に着けなさい。私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、また、天にいるもろもろの悪霊に対するものです。ですから、邪悪な日に際して対抗できるように、また、いっさいを成し遂げて、堅く立つことができるように、神のすべての武具をとりなさい。では、しっかりと立ちなさい。腰には真理の帯を締め、胸には正義の胸当てを着け、足には平和の福音の備えをはきなさい。これらすべてのものの上に、信仰の大盾を取りなさい。それによって、悪い者が放つ火矢を、みな消すことができます。救いのかぶとをかぶり、また御霊の与える剣である、神のことばを受け取りなさい。すべての祈りと願いを用いて、どんなときにも御霊によって祈りなさい。そのためには絶えず目をさましていて、すべての聖徒のために、忍耐の限りを尽くし、また祈りなさい。また、私が口を開くとき、語るべきことばが与えられ、福音の奥義を大胆に知らせることができるように私のためにも祈ってください。私は鎖につながれて、福音のために大使の役を果たしています。鎖につながれていても、語るべきことを大胆に語れるように、祈ってください。
-- エペソ6:10-20
ピリピ
著者 パウロ
著作年 58年春
概要
1. 喜べ!キリストは命です 1
2. 喜べ!キリストは模範です 2
3. 喜べ!キリストは栄光です 3
4. 喜べ!キリストは力です 4
有名なテーマ
どの聖書の書物よりも喜びについて語る!
いつも主にあって喜びなさい。もう一度言います。喜びなさい。あなたがたの寛容な心を、すべての人に知らせなさい。主は近いのです。何も思い煩わないで、あらゆるばあいに、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。最後に、兄弟たち。すべての真実なこと、すべての誉れあること、すべての正しいこと、すべての清いこと、すべての愛すべきこと、すべての評判の良いこと、そのほか徳と言われること、称賛に値することがあるならば、そのようなことに心を留めなさい。あなたがたが私から学び、受け、聞き、また見たことを実行しなさい。そうすれば、平和の神があなたがたとともにいてくださいます。私のことを心配してくれるあなたがたの心が、今ついによみがえって来たことを、私は主にあって非常に喜んでいます。あなたがたは心にかけてはいたのですが、機会がなかったのです。乏しいからこう言うのではありません。私は、どんな境遇にあっても満ち足りることを学びました。私は、貧しさの中にいる道も知っており、豊かさの中にいる道も知っています。また、飽くことにも飢えることにも、富むことにも乏しいことにも、あらゆる境遇に対処する秘訣を心得ています。私は、私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできるのです。
-- ピリピ4:4-13
残りの概要につきまして、宿題になります。
質問
①コロサイ、1テサロニケ、2テサロニケの概要を作って提出してください。