聖書ヘブライ語 文字 

~アレフ・ベト ~

1.アレフ・ベト

א ב ג ד ה ו ז ח ט י כ ל מ נ ס ע פ צ ק ר ש ת

2. 語末形

単語の最後に来ると文字の形が変わる文字がある。

例)כ‍נ‍פצ‍מ‍

⇒ ךןףץם

3. 「ダゲッシュ」

子音の文字の中にダゲッシュという中黒の点がつくと、音が変わる文字があります。

例)摩擦音 פ(f)כ(ch)ב(v) 

⇒ 破裂音 פּ(p)כּ‍(k)בּ(b)

それ以外の文字にダゲッシュがついていると音が二重になって、日本語の小さい「っ」がつくようになります。

4.母音

図) ヘブライ語の母音

子音の文字についている母音は「子音→母音」の順番に発音する。

例)ミ מִ

例外注意! 語末の喉音に「ア」がついている場合(חַ עַ הַּ)、母音「ア」は子音より前に発音される。

例)霊(ルアッハ*)רוּחַ

5.「シェバー」

縦に二点が「:」のように文字の下につくといかにも短い音の母音になります。日本語で外来語の単語に複数の子音がつづくと「ウ」の音を追加するような感覚で「エ」になる。

6.喉音

活用していると喉音「אהחע」と「ר」は特別な扱いになるので、このグループを「喉音」として覚えよう。

練習!読んでみよう

詩編150編を意味を理解しようとせず、口にしてみて、その音を確認していこう

הַ֥לְלוּ יָ֨הּ׀ הַֽלְלוּ־אֵ֥ל בְּקָדְשׁ֑וֹ
הַֽ֝לְל֗וּהוּ בִּרְקִ֥יעַ עֻזּֽוֹ׃
הַֽלְל֥וּהוּ בִגְבוּרֹתָ֑יו
הַֽ֝לְל֗וּהוּ כְּרֹ֣ב גֻּדְלֽוֹ׃
הַֽ֭לְלוּהוּ בְּתֵ֣קַע שׁוֹפָ֑ר
הַֽ֝לְל֗וּהוּ בְּנֵ֣בֶל וְכִנּֽוֹר׃
הַֽ֭לְלוּהוּ בְתֹ֣ף וּמָח֑וֹל
הַֽ֝לְל֗וּהוּ בְּמִנִּ֥ים וְעוּגָֽב׃
הַֽלְל֥וּהוּ בְצִלְצְלֵי־שָׁ֑מַע
הַֽ֝לְל֗וּהוּ בְּֽצִלְצְלֵ֥י תְרוּעָֽה׃
כֹּ֣ל הַ֭נְּשָׁמָה
תְּהַלֵּ֥ל יָ֗הּ הַֽלְלוּ־יָֽהּ׃

では。。。歌ってみよう!

そして、上記にあるテキストを目で追いながら、歌えるようになろう。

*「׃」は節を分ける。よく見かけるので覚えましょう。

【激辛】子音と母音以外のマークについて

  1. そのほかのマークは次の単語との関係や歌い方を示すためのマークになる。

  2. 次の単語につながるマーク「ב֪ב֩ב֨ב֧ב֤ב֥ב׀」

  3. 次の単語と分けるマーク「ב֟ב׀ב֠ב֞ב֜ב֡ ב֛ב֚ב֙ב֮ב֗ ב֓ב֒ ב֖ב֕ב֔ ב֑ב ׃」

  4. これらのマークの意味、使い方は後で勉強しよう。